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3Dプリンターって安くなったよなの話

弊社では3Dプリンターを複数台所有しています。そのうちの1台が動かなくなってしまったため、新たに購入することにしました。どうせなら造形範囲の大きいものがいいなと思い購入したのが写真左のこちら

でかい。。。(汗)
『ANYCUBIC MEGA X』
造形サイズ300×300×305(mm)
価格¥55,000-(Amazon価格)

しかし、この造形サイズがこの価格で買えるなんて本当に安くなりました。ふと一番最初に購入したプリンターは何だったかと考えてみたらこちらでした。

『AFINIA H480』
造形サイズが140×140×130(mm)で価格が¥150,000-ぐらい。
今見れば、造形サイズ小さいし、高額だし。。。でいいところなさそうですが、購入した2014年当時はかなり低価格でそれなりに造形精度も高く非常に重宝した機種でした。

その後、1台では賄えなくなってしまったためもう1台『AFINIA H480』の後継機種を購入しました。『AFINIA H400』という機種で造形サイズが120×120×120で価格が¥100,000-ぐらい。造形サイズは小さいですが価格は下がりました。
この2台から今回購入した機種までには数台プリンターを購入していますが一番衝撃だったのがこちらの機種

『ANYCUBIC MEGA-S』
造形サイズ210×210×205と今までの機種より大きく、価格が購入当時で¥50,000-(今だと¥32,000-)と低価格。しかも、造形がきれいという。。。もちろん数百万するようなハイエンドな機種に精度は勝てませんが、気軽に造形して形状確認して貰うには十分な性能で、自然と常時2台体制になるようになりました。
なお今回購入した機種はこの機種のサイズ違いになります。

さて、一番最初に購入した『AFINIA H480』と今回購入した『ANYCUBIC MEGA X』を比べてみると、造形サイズは2倍以上、価格は約1/3とかなり安くなったことが分かります。
我々のような業種には価格を気にせずにバリバリ試作できますので非常にありがたい反面、この価格でこういったプリンターが購入できてしまうことが恐ろしかったりもします。

ちなみに今回ご紹介したプリンターはFDM方式といって樹脂を固めてどんどん積層していく方式になりますが、別の方式として光造形方式のプリンターもあります。こちらもなかなか恐ろしく低価格化されています。機会があればまたご紹介したいと思います。