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No.18大学教員の海外赴任:駐在妻のビザ申請に必要な書類

2023.4から約1年間、夫のフランス・ブザンソンでの海外赴任に向けて準備する駐在妻予定のnote。

今回は私自身、駐在妻のビザ申請にかかる必要書類について書こうと思います。

ビザ申請に必要な書類は必ず全て完璧に準備する必要があります。不足する書類があるとビザは発行されません💦

まず駐在妻の必要書類を『フランス・ビザ公式ホームページ』(https://france-visas.gouv.fr/en_US/web/france-visas/ai-je-besoin-d-un-visa)から確認するのですが、以前にも書いたようにこのホームページ、めちゃくちゃわかりにくいです。

私は心配性なので、わからないことはとにかくフランス大使館にメールして全て確認しました。

まずは分類の確認
 私が大使館に送ったメールはこちら↓

  『お忙しいところ恐れ入ります。
  来年四月から、夫が研究者としてフランスに約1年 
  渡航します。
  私は彼の妻として一緒にフランスに渡航する予定
  です。
  ビザサポートにおいて必要書類を調べる際、
  以下の項目で適切でしょうか?

   Plans : Family or private settlement

   Purpose : Accompanying family of holder
    of skilled residence permit (adult)』

 このメールに対する大使館からの返信は驚くほどシンプルでした。
   『こちらで間違えありません』

たった1行だけのメールにやや不安も感じましたが、とりあえず分類が分かれば書類の準備に取り掛かります。

さて、必要書類の中にアポスティーユ付き&フランス語翻訳付きの戸籍謄本とあります。
アポスティーユというのは、“これは公的な書類で間違いありません”という外務省の保証のようなもの。
そしてフランス語翻訳は大使館指定のところで翻訳する必要があるようです。
初めてで手順がわかりませんでしたが、まとめると以下の通りです。

 ①まずは市役所で戸籍謄本を取得
 ②外務省にアポスティーユ申請書と戸籍謄本の原本
  とレターパックを送る。
 ③アポスティーユ付きの戸籍謄本が外務省から
  返却されたら、アポスティーユ付きの戸籍謄本
  と翻訳依頼書、レターパックを翻訳会社に送る。

まず①は問題ないかと思います。
ただ調べてみると、フランス到着後の滞在許可申請の際もフランス語翻訳付きの戸籍謄本は必要になるようなので、余分に申請しておいた方がいいかもしれません。もし戸籍謄本が複数枚に渡る場合、ホチキスは外してはいけないようです。

次に②について、一度の申請で4部までアポスティーユを依頼できるようです。4営業日以内に発送してくれるようなので、思ったより早いです。返却されたアポスティーユ付きの戸籍謄本というのは、戸籍謄本の最後のページにA4の1/2サイズの外務省からの証明書が添付されたものでした。(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/shomei/index.html)

③については『フランス・ビザサポート』に依頼可能なフランス語翻訳会社の一覧があります。
私は“フランス語教育振興協会”というところに依頼しました。レスポンスはとても早く、対応もとても丁寧で安心しました。戸籍謄本を3部依頼して7千円ほどでした。(https://apefdapf.org/apef/traduction/service)

しかし準備する中でわからないことが発生。私自身の必要書類の中に“雇用証明書”があるのです(°_°)
これは私自身の“雇用証明書”❓それとも夫の❓
この時点では私は働いていなかったので、さらに混乱しました。
ということで、わからないことは大使館に聞きます。
私が送ったメールはこちら。

  『お忙しいところ恐れ入ります。

   来年四月から、夫が研究者としてフランスに
   約1年渡航します。
   私は彼の妻として一緒にフランスに渡航する
   予定です。
   2点質問させてください。

  1)ビザサポートにおいて必要書類を調べると
  Beneficiary's employment contract form
 (雇用証明書)が必要であると記載されています。
  私自身は現在仕事をしておらず、またフランス
  滞在中も仕事をしません。
  この場合の雇用証明書とは、私ではなく、夫の
  雇用証明書ということでよろしいでしょうか。

  2)ビザ申請書に関しては、夫も私自身も
  Lomgーstayビザの申請書でよろしいでしょう
  か。

  以上よろしくお願いいたします。』

このメールに対する大使館の返信は以下の通り。
  『研究者visa場合はご主人様の申請の際に提出
  されているconvention d’accueil コピーがその
  代わりになります。

  3ヶ月以上の滞在の場合は長期ビザの申請と
  なります。』

またもやシンプルな返信ですが、必要な情報は得られました✨

ビザ申請書は手書きで書くのではなく、アプリケーションに登録して必要事項を入力し、それを紙で印刷する必要があるようです。
早速夫と共に入力。
しかしここでもまたわからないことが❗️

フランスでの滞在先の記入欄があるのです。
私たちはフランスに着いてから賃貸物件を探す予定でした。なので賃貸が見つかるまでの数週間はホテルに滞在予定なのです。
しかし“一時的な住所の場合は、滞在先について説明したレターを添付すること”とあります。
“滞在先について説明したレター”という日本語の意味がもうすでにわからない…

そうです、わからないことは大使館に聞きます(^^)
私が送ったメールはこちら。
  『年末のお忙しいところ恐れ入ります。

   ビザ申請書に明記するフランス滞在時の住所
   について質問があります。
   私はフランスに渡航後2週間ほどホテルに
   滞在し、その間に賃貸物件を探そうと考えて
   います。

   ビザ申請の説明書には、『一時的な住所の場合
   は、滞在先について説明したレターを添付する
   こと』とありますが、ホテル滞在の場合はどの
   ようなレターが必要でしょうか。

   私の場合は【フランスに渡航後2週間ほど
   ホテルに滞在し、その間に賃貸物件を探す】
   と言う旨を英語で記載した文書を添付すれば
   よろしいでしょうか?他に記載すべき情報が
   あれば教えて欲しいです。』

このメールに対する大使館の返信はこちら。
   『You must provide us with the hotel    
    reservation.

          Please check online the list of the  
   required documents regarding your  
   personal situation (https://france-
   visas.gouv.fr/web/france-visas/ai-je-besoin-
   d-un-visa).

    Make sure your application form is
    complete on the day of the
    appointment.』

何故か今回は英語で返信が来ました。日本語に訳すとこんな感じです。
   『ホテルの予約情報を私たちに提供する
    必要があります。個人的な状況に関する
    必要な書類のリストはオンラインで確認
    してください。申込書が予約日に記入さ
    れていることをしてください。』

というわけで慌ててホテルを予約しました。

何度も大使館とメールのやり取りをしたのですが、大使館からは毎回必ず返信はありました。
とってもシンプルなメールですが、大変助かりました。

ここで夫と私の必要書類をまとめておきます。
 □夫の研究者ビザ
  ◦ビザ申請書(写真付き)
  ◦パスポート
  ◦ビザ申請料金
  ◦コンバンションダキュイ
  ◦博士課程卒業証明書(英語翻訳)
  ◦フランス滞在先の証明(書式任意)
  ◦レターパック赤(夫婦で同時に申請する場合
   は一枚でOK)

 □妻の帯同家族ビザ
  ◦ビザ申請書(写真付き)
  ◦パスポート
  ◦ビザ申請料金
  ◦夫のコンバンションダキュイのコピー
  ◦アポスティーユ付きの戸籍謄本

書類が一通り揃ったら大使館へオンラインで申請日の予約をします。比較的予約は空いていたので1月に予約しました。

書類の準備だけでとても疲れましたが、次回は申請した時のことを書いてみようと思います。

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