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No.67 フランス・ブザンソン駐在妻、Nîmesに住むいとこに会いに行く🇫🇷

2023.4から約1年間、夫とのフランス・ブザンソンでの海外赴任生活をお届けする駐在妻のnote。
(2023.12.11)

実は去年いとこがフランス人の男性と結婚しました。可愛い赤ちゃんもいます♡
いとこは去年(2022)の9月くらいからNîmesに住んでいます。いとこによるとNîmesは遺跡の街なんだとか。
『Nîmesは本当に何もない田舎なんよ』と夫婦ともによく口にしていました。

さて、前回Avignonに旅行に行き、翌日はポンデュガールに行こうと計画していました。しかし調べてみるとバスのアクセスと時間が微妙で、なんとなくめんどくさくなりました。橋を見るだけで1日潰れちゃうなぁと思い、思い切ってAvignonからNîmesに行くことになりました。
突然でしたがいとことも都合がついたので、いとこファミリーとランチをすることになりました。
AvignonからNîmesに向けて出発〜(^^)

Nîmesに行くことがあればみなさん気をつけてください。Nîmesと名のつく駅は3つあります。
フランス人でもよく間違えるそうです。
そして私たち夫婦も例に漏れずNîmesポンデュガール駅に降りたってしまいました…。
そしてこの駅、ポンデュガール駅とはいうものの、ポンデュガールへのアクセスはめっちゃ悪い…。

Nîmesポンデュガール駅


Nîmesに向かう次の列車は約2時間後…。
絶望…。
必死に調べると、目的地のNîmes駅に向かうバスなら約1時間後に来るみたい。これしか選択肢がない…。
この何もない駅でどうやって時間を潰せば良いんだろう。途方に暮れましたがとりあえず夫と周辺を散歩してみます。

何もない。
何もない。

見渡す限り何もない中をひたすらお散歩してみます。
本当に何もないです。カフェもレストランもありません。お店もありません。

絶望の中でバスの時間を待ちます。
とうとうバスがきて、このバスって本当にNîmes駅に行くよね❓と確認すると、運転手さんがめっちゃ笑顔で『行くよ!』と言ってくれたので気持ちが楽になりました。
30分ほどでNîmesに着くらしいです。
が、道中何故か道のど真ん中に停まっている車がありバスが通れません。約15分ほどするとその車の運転手が戻り、ようやくバスも進みました。
Nîmesへの道のりはなかなか長いです…。

いろいろありましたがなんとかNîmes駅に到着しました!

これが行きたかったNîmes駅!

Nîmes駅構内はトイレも綺麗ですし、スタバもありました。いとこからNîmesは何もないと聞いていたので、ブザンソン駅より大きいことに戸惑いました。
駅を出るととても美しい景色が広がります。

11月でもまだまだ暖かい!天気も良い🙆

この時期ブザンソンは雨ばかりなので、南フランスの天気の良さに感動しました。
青空を久しぶりに見ました。羨ましい〜。

Nîmesの街は確かに建物はとても歴史のありそうな古いものばかりですが、街並みがとても美しいです。
そしておしゃれなカフェやお店もたくさんあります。
いとこが『Nîmesは何もない』と言っていたのであんまり期待してませんでしたが、とても賑わっていて楽しいです☆
この街を『何もない』と表現するならむしろブザンソンの方が何もないような…。

いとことはJardin de La Fontaineという公園で待ち合わせています。白鳥もいる美しい公園です。

白鳥と少し遊んだ後にいとこファミリーと合流しました。初めていとこの赤ちゃんに会いました。めっちゃ可愛い🩷
再会を喜んでいると、早速Nîmes出身の夫、ミカエルさんによるツアーが始まりました。ミカエルさんはもともと日本に7年ほどいたので日本語はペラペラです!(めっちゃ助かる!)
この公園内の水路や建造物はとても古いそうです。
約2000年以上前の壁が未だに残っているんだとか。
そしてこの公園内の水路はポンデュガールまで続いているらしいです。

これがすっごく古いものらしい!

そしてNîmesはワニとヤシの木がシンボルらしいです。シンボルとなったヤシの木は樹齢がとても長かったようなのですが、最近病気で伐採されたそうです…。

伐採されたヤシの木🌴
何故かワニがシンボル
これがNîmesのシンボルマークらしい!

いろいろ街案内をしてもらった後はオススメのレストランへ連れて行ってくれました。フランスは南に行くほどランチの時間が遅いらしいです。時間はすでにお昼の2時前です。ミカエルさんが、フランス語を読めない私たちのためにメニューを解説してくれます。
めっちゃ助かる〜❗️
私と夫はそれぞれお魚料理とポトフを注文しました。
どちらも美味しい〜❤️
可愛い赤ちゃんもポトフ食べてました。

ポトフもなんかおしゃれ。
フランスに来て初めて魚食べた🐟

私たちはまだ2人に出産祝いを渡せてなくて、突然Nîmes行きを決めたので手ぶらで来てしまってました。せめて食事代くらいは払おうと思っていたのですがミカエルさんがスマートに支払ってしまいました。私たちが支払うと言ったのですが聞く耳持たず。
日本に帰ったら2人にたくさん日本のものを送ろう。
フランスで手に入らないものたくさん送ろう。

その後もミカエルツアーはしばらく続いて色々な遺跡を見てまわりました。ツアー好きの夫はとっても満足したようでした。

ミカエルさんも日本で会った時よりとても元気そうだったので安心しました。そしていとこも幸せそうで安心しました。
さらに赤ちゃんが可愛かったのでめっちゃ癒されました。Nîmesは美しい街で、何もないということは絶対にありません。むしろ全然観光地として成立している街だと思います。
途中でミカエルさんの友人に遭遇し、ミカエルさんが私たち夫婦のことを紹介してくれました。その際ブザンソンに住んでいることを伝えると『研究者以外は用事のない街』と言われてしまいました。
言われてみれば確かにそうかも…。
Nîmesと比べると華やかさに欠けるかも…。
Nîmesほどたくさんカフェやお店はないかも…。
観光するところはBesançon Citadelしかないかも…。

いやでもブザンソンはブザンソンで良いところめっちゃあるよ❗️建物も統一された美しさがあるし、川も綺麗だし、優しい人ばっかりだし。
私の中では自然にブザンソン愛が育ってきていたようです(°_°)

いとこファミリーにも会えたし、Nîmesは想像以上に楽しかったです♪ いつかまた来たいなぁ〜(^^)

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