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No.83 帰国を目前にフランス・ブザンソンの好きなところを綴ってみる🇫🇷

2023.4から約1年間、夫とのフランス・ブザンソンでの海外赴任生活をお届けする駐在妻のnote。
(2024.1.22)

フランスに来て早10ヶ月。
中途半端ですが間も無く帰国です。
駐在妻はフルリモートで日本の企業で働いていたのでかなり引きこもりでした。あまりフランスをよく知らないまま帰国することになりそうです(´-`).。oO

しかしこんなフランス滞在でも、フランスのここが素晴らしい❗️と言えるところがたくさんあります。
まずはご存知の方も多いと思いますが、フランスは動物にめっちゃ寛容です♡
駐在妻は歳とともにあらゆる動物への愛が抑えきれなくなっております。なのでフランスの動物への愛の深さには感動します。ペットは家族なのでレストランでも本屋でも店内に当たり前のようにいます。そしてリードを付けずにお散歩するワンちゃんもよく見かけます。フランスでノーリードのワンちゃんを見ていて思うのですが、ワンちゃんってリードなしでも十分周りを見て行動してるし、とても賢いんだと思います。

本屋さんで見かけたワンちゃん🐶
この後普通に雑貨屋さんに入るワンちゃん🐶
レストランにいたワンちゃん🐶
雑貨屋さんのワンちゃん🐶

こんな風景が当たり前になっているなんて羨ましいです。日本だとアレルギーの人がいるだの、不衛生だの、めっちゃうるさく言われそう…。
フランスではレストランにワンちゃんが入ってきても、誰も何も言いません。お散歩してる猫ちゃんも見ました。あと猫ちゃんを肩に乗せてる男性も見かけました♡←写真撮れませんでしたがこれはさすがに笑ってしまいました(^^)

ワンちゃんと違ってなかなかお散歩が進まない。

街中でも可愛い猫ちゃんの絵や迷子猫ちゃんの貼り紙をよく見ます。猫ちゃんをお家の中と外で自由にさせている方が多いせいか、迷子猫ちゃんの貼り紙はよく見ます。

ポストの上の落書き
壁面の落書き

こんなに迷子猫が多いなら家の中だけで飼えばいいのに、と思う日本人も多いと思いますが、おそらく彼らの自由を尊重してるんだと思います。

夫の上司の猫ちゃんも自由にお庭に出てた。

日本も少しずつ動物に寛容になってきていると感じますが、フランスと比べるとやはり遅れていると感じます。ガンジーの「国の偉大さや道徳的発展の程度は、その国の動物の扱い方で判断できる」という名言を今一度胸に刻みたいと思います。

あとフランス・ブザンソンの好きなところは、とにかくどこに行っても店員さんが優しい❤️
レストランでもフランス語が話せない私たち夫婦にも丁寧に対応してくれます。雑貨屋さんに入っても、ケーキ屋さんに入っても眩しい笑顔で対応してくれます。おもてなしとしての笑顔というよりは、心から仕事を楽しんでいるように感じます。

フランスから日本に荷物を送るために郵便局に行ったときのことです。ブザンソンの郵便局はとにかく口コミが悪い…。ちょっと不安でしたが荷物を抱えて行ってみました。1回目は若い男性の局員さんが対応してくれました。とても丁寧で時折『ダイジョウブ』など日本語を話して安心させてくれました。
2回目は笑顔の少ないおじいちゃん局員でしたが、駐在妻があんまりにも言語に不自由なので、機械の操作を逐一確認しに来てくださり、簡単な英語で丁寧に説明してくれました。
ちなみにフランスから日本に荷物を送るときは、荷物を郵便局に持って行って機械操作して終わりです。事前に伝票などは不要です。機械の操作方法を説明する記事を書きたかったのですが、駐在妻の言語の拙さゆえに、局員さんが毎回すごいスピードで操作してくれるので今だにあんまり理解できておりません…。
余談ですがブザンソンの郵便局は、中心地23 Rue Proudhonにある郵便局が最も丁寧な感じがします。英語も通じます。

建物も美しい🤩局員さんみんな優しい♡

あとブザンソンの好きなところは歩いてる人がおしゃれ❗️夏は特にノースリーブで花柄ワンピースの方が多くてとっても華やかです。女性は年齢を問わず華やかです♡ 日本だと中高年以上になると、黒や紺、茶色など無彩色の無地の服を選ぶ人が多いように感じます。しかしフランスでは白髪のおばあちゃんでも派手な花柄を着用します。洋裁好きの私にとっては、どんなに歳を重ねても自分の好きな服を着ている人はとても魅力的です。見ているだけで私も気分が上がります。
冬でもやはり派手な色や柄のお洋服が売っています。周りの目を気にせず自分の好きな服を着るという考え方が大好きです。

あとあと、ブザンソンというよりフランスの好きなところは男性の育児・家事の実施率の高さ❗️
噂には聞いていましたがフランスでは男性は本当に積極的に家事・育児を行います♡ よくよく考えるとフランスに来てから女性の手料理は食べたことありませんが、男性の手料理を食べたことは何度かあります。
男性が家事・育児を積極的にすることは少子化を抑える上ではとても重要だと思います。
女性だって一個人として自分の自己実現を叶えたいですよね。でも女性だけが育児と家事のほとんどをしなければならないとしたら、その分スキルアップのための時間が失われます。家事と育児のために自身の自己実現がかなり後ろ倒しになってしまいます。日本が男性の家事・育児参加を積極的に推進しないと、女性はなかなか子どもを産みたいと思わないのではないでしょうか。自分の自己実現、人生を犠牲にしてでも子どもが欲しいという女性に産んでもらうしかありません。
ブザンソンでできた友人が、日本のテレビで日本人男性が誇らしげに『ゴミ捨ては私がしています』と言っているのを見たそうです。友人は『ゴミ捨てなんて、息を吸って吐くのと同じくらいの労力』と酷評していました…。

私にとってのフランスの好きなところは、全てフランス人の価値観やコミュニケーションなど内面に起因するものです。フランスのおしゃれな雑貨や建物、カフェ、洋服、そういったものももちろん好きです。しかしそれ以上にフランス人の考え方や価値観がとても魅力的だと思います。私はこの短い滞在時間でたまたまいい人にばっかり会ったのかもしれません。もしそうだとしても、それならそれでブザンソンは素敵なフランス人が多いということです♡

以前Nîmesに行った時に、現地のフランス人から『ブザンソンは何もない街』と言われました。そんなことはありません。美しい風景と優しい人々。滞在する上でこれ以上の贅沢ってない気がします。

美しすぎるブザンソン♡

これからもたくさんの人がブザンソンに来てくれますように(*´∀`*)

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