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映画『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』感想(2013年07月07日記述)

※この記事は、過去に個人サイトのブログに掲載していたものを転載したものです。記述内容や感想は当時のものになります。ご了承ください。



映画館の立て看板


 
映画『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』を見てきました。
 あいかわらずエンターテインメントとしてかなりレベルが高く、それでいてメッセージ性も強い、骨太な作品でした。

 さすがに去年私が傑作だと断言した『よみがえれバナナ島』ほどの衝撃はなかったのですが、まあ去年のアレは「震災復興」がテーマの
いろんな意味で特別な一本なんだと思いますし、さすがにアレを毎年やるのも子供向け娯楽としてはハードすぎるでしょうし、
 そう言う意味でも今年の『希望のハンカチ』は、ちょうどよくハイクオリティな一本と言えると思います。

 動画や演出は毎度安定して高品質ですし、今年のゲスト声優の本仮屋ユイカさんサンドウィッチマンの演技もかなりすばらしく、鑑賞中は特に意識をせずにお話に集中できました。


 今年のテーマはかなり身近で、誰でも一度はつまづくであろう「努力しても実らない」ことに対するいらだちや焦り
 この映画で用意されたそれへの答えは「希望」

 残念ながら、「希望をもってあきらめなくてもできなかったときはどうすればいいか」までの答えはこの映画では用意されていませんが、この映画を観る子供たちには、そこまで言及する必要はないでしょうね。
 とにかく失敗で縮こまったり逃げたりせずに、希望を持ち続けること
優しく薦めています。一人で悩まずに、その悩みを時に仲間と共有することも。

 子どもたちの代弁者たる小象のパオに自分の悩みを打ち明けられたアンパンマンは、

答えを性急に出したりせずにゆっくりと微笑み、そして言葉ではなく行動でそれを示します。


 わかりやすく楽しく見られるいお話に、とても大事なメッセージが込められてるあたりは、今年も本当に信頼のブランドを確信させられました。
 この辺はもうちょっと評価されてもいいんじゃないかと思いますね。


映画館の大型ディスプレイ

 …とまあ、真面目な話は置いておいて、今回はやっぱりサーカス衣装のドキンちゃんですね~。


ドキンちゃんかうぃい!

網タイツ!


すみませんすみません(汗


水槽オブジェ


…ちなみに上の写真は、映画館(新宿武蔵野館)にあったオブジェです。
よく見ると水槽に魚が泳いでて涼しげ。


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