見出し画像

まっはとライブキッズと舞台っ子

臨場感にやられる


こんにちは、まっはです。

少しずつ減りはしてるけれど相変わらずライブには行っています!(ドヤるでない)

で、何故か分からないのですが職場の人に「ライブキッズ」と呼ばれていまして。
箱でお会いする方にも割とライブ行ってる人認定されているらしく。
でも言う程行っていないんだ……周りにすんごい量ライブ行くお歴々がいるからどの程度がライブキッズなのかサッパリ分からんけども。

というか回数の問題なのだろうか?

バンドTシャツを着てめちゃくちゃ動きやすい格好しかしてない上に楽しいとぴょんぴょんしていますが・*・:≡( ε:)
(なるべく周りの方にはご迷惑おかけしないよう注意はしてる!はず!)

ライブキッズの定義、どなたか教えて下さい……🥹

と、前置きはこれくらいにして、今回お話ししようと思うのは、ライブと演劇についてです。


私がライブ(生演奏)を好きなのは、以前の記事でも少し触れましたが、両親の影響です。

私の父母は大好きなミュージシャンのライブやコンサートがあると、普段は腰が重い癖に、急にフットワークが軽くなって県外にもガンガン行っちゃうような所があります。

勿論、私や兄が幼かった頃はそんなにフッ軽な訳ではありませんでしたが、それでも我々を連れて旅行がてらライブに行くような両親でした。
特段好きではない音楽をライブでずっと聴いていた幼い頃の私(笑)、その割には大人しくしていたので、楽器を演奏している人を見るのは好きだったみたいです。

だから、私もライブに行くことに元々抵抗はありませんでした。
とは言え、私が今よく聴いているジャンルとは系統が全く違ったので、ライブハウスや客層の雰囲気は全く異なりますが。


そして、私が生にこだわる理由がもうひとつ。

物心つく頃から演劇を観ていたから。

これについては、親の教育方針だったのか何なのかも分からないのですが(父母共に演劇が特別好きという訳では無いので)、私はかなり幼い頃から「こども劇場」という、親子や子ども達で舞台を観る会に入っていました。

非常に人見知りが激しいので、会の子達(年齢層も幼稚園児から高校生くらいまでいました)と付き合っていくのはかなり厳しかった記憶がありますが(笑)、演劇を観るのは大好きでした。

その時に観た、ロバの音楽座の「ガランピーポロン」という音楽舞台を強く記憶しています。
古楽器や手作り楽器、果ては身体を使って「音で遊ぶ」舞台でした。

ロバの音楽座「ガランピーポロン」
色々な楽器の説明が載っています

恐らくねだって買って貰ったんでしょうね。
もしくは、親が気に入って買ったのかも。
今でもCDを大切に持っています。

かなり幼い頃に観たので、劇自体の内容はさすがに覚えていないのですが、面白い服装や見たこともないような形の楽器がたくさん出てきて、子ども心にワクワクした事は覚えています。

もしかしたら、一緒に演奏させて貰ったのかも知れません。

また、小学生くらいの頃でしたが、シェイクスピアの喜劇にハマっていました(笑)

初めて見たのは「十二夜」という作品でした。
原作が面白いのも勿論ですが、演出が非常にぶっ飛んでいて、登場人物の執事がローラースケートで現れたり、ヒロインが大パニックになっている姿が面白かったり、一緒に観ていた劇場の子達とゲラゲラ笑っていました。

国も時代も文化も全く異なる所で生まれた作品が、今でもこうして受け継がれて、しかも子どもの心に刺さるのは、とんでもない事だなあと後々思いました。

その後もシェイクスピア劇は観る機会が多かったのですが、私のその後を狂わせたきっかけになった出来事があります(笑)


高校の芸術鑑賞祭に、東京のシェイクスピア劇団さんがやってきて、「ハムレット」を上演してくれたんです。

周りの子達は半ば強制的に観せられているので(笑)、かなりザワザワとした中で観ていたのですが、幸い前の席だった私はその劇団さんのハムレットに見事に射抜かれてしまいました。
子どもの頃、シェイクスピアの喜劇は色々観ていたけれど、実は悲劇を観るのはそれが初めてだったんです。

悲劇だけれどウィットに富んでいて、悲劇だけど演出も含めて観やすかったんです。
どこかでハムレットに共感したり、そしてハムレットの親友ホレイショーという人物を大好きになったり、ハムレットの恋人オフィーリア一家の救いようのない悲劇的な状態に胸苦しくなったり。

あんなに周りがうるさかったのに、さすが舞台役者さん、セリフの一つ一つがちゃんと聞こえてきて、私はのめり込んで観ていました。

そこから、私のハムレット狂いが始まります(笑)


ハムレットに関する文献や解説本、論文はキリがないほどあるので、網羅は全然出来ていませんが、その代わりに社会人になってから私がやった事。


観に行ける限りの「ハムレット」の舞台を観に行く。


今思い返すと完全に頭がイカれていたとしか考えられないのですが(笑)、私が行動出来る範囲内で観に行けるハムレットは全部観に行っていました。
それこそ、大学の演劇部、サークルの公演も観に行きました。
小劇場大劇場関係なく、演出家や役者さんも関係なく、「ハムレット」と冠する舞台は根こそぎ観ていました。
1年半くらいそんなことをやっていたのかな。
途中、仕事の関係で体を壊して、出来なくなっちゃいましたが。

周りの人に「病気?」と訊かれる事もありました、私も病気だと思ってます(笑)

でもそのくらい、ハマっちまったんだから仕方がない。

その当時のフライヤーやパンフレット、台本、観劇日記、なんなら文庫にそのままメモを書き入れたもの、みんな残ってます。
時々見返すと、よくもまあこんなに観に行ったわね…しかも記憶力凄いな当時の私…と半ば引いています。

何故、そんなことをやっていたかと訊かれたら、答えとしては「色々な解釈のハムレットが観たいから」もしくは「その場でハムレット達が息をしているから」という2つの事に集約されると思います。
ハムレットに関してはそうですが、そこから派生して別のお芝居も色々観に行っていました。
大好きな舞台役者さんが出来たり、素敵な劇団に出会ったり。

とにかく臨場感を味わいたかったんです。

贅沢な事だと自分でも思っていますが、映像ではなくその場の「舞台」で、演劇を観たい。
私はそんな環境で育ち、生活してきました。


なので、今私がライブに行くのも、根底にあるのは同じ理屈なのだと思います。

環境と都合が許す限りはライブに行きたい。
同じバンドの同じ曲も、ライブで聴く度、一度として同じだと思ったことはありません。
その時の演奏、アーティストさんのパフォーマンス、私の気持ち、全ていつだって違うと思っています。


これからも行ける限り、ライブに行きたいな!
(演劇も観に行きたいな…ハムレットに限らず笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?