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村岡ダブルフルウルトラランニング⑧ゴールまで

ようやく最終回。今回はゴールまで。

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最終盤で標高200m以上の山。

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最終関門の第26エイドを抜けて、
残りも10kmを切った。
自分頑張った!あとちょっと!
最後に確か登りがあったような気がするけど
まあ大丈夫だろうと気楽になってました。

エイドを出る際、夜間用のペンライトを
希望の人に渡してくれてた。
あと数kmだし大丈夫やろ、と思ったけど
初めての大会だし記念に借りておいた。
でも、後になって
もらっておいて良かったと思いました。

エイドを出て早速の登り。
ですよねー、登りでしたよねー
ま、気楽に歩けばすぐ終わるだろうと
まだニコニコ。

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ん?また登り?
結構長くね?

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うおー、まだ続くんかい!

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まだウネウネしてやがる・・・(イライラ)
登り切った先はまた登り・・・
道の先はまたつづら折り・・・

「もー、また登りかよー」と
思わずイラつきが口に出てしまい、
前のランナーがビクッとなってた。
す、すいません。

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私と同じように疲労困憊した
ゾンビランナーたちが頂上を目指します。

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もーーーーっ!
んもーーーっ!
アーーー(発狂)

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疲れのあまり「残り5km」の看板すら疑心暗鬼。

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しかも応援看板に地元の民話があるとか
蘇武岳と同じ展開やんけ・・・絶対長くなるヤツ!

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残り5kmの看板を疑い、
頂上なんか無いんだどうせ!くらいの
絶望的な気持でいたので
いきなり現れたような第27エイド。
これがコース上最後のエイド。

なおも「ホントに?」と疑っている。
200m登る間に心がすっかり荒んでしまった。

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でもどうせこの後も
登りがあったりするんでしょ?と
やさぐれた気持ちのまま下り始める。

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下りも1kmを過ぎて
「あ、ホントに登りなさそう!」
とようやく荒んだ心が癒され始める。
下り最高!!

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楽しい下りを走っている間、
どんどんとあたりが暗くなっていく。
借りているペンライトの電源を入れる。

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頂上からずっと続く下りでスピードが落ちない。
登りを歩き倒したフラストレーションが
走り続けることでどんどん解消されていく。

そして、あたりは暗くなっていくものの、
ゴールに向かってどんどん沿道の応援が増えていく。
暗い中でも声をたくさんかけてもらえて
ホントありがたい。嬉しくなる。

真っ暗になったところで、
ゴールの村岡小学校のライトが際立っている。
どんどん気分が高揚する。

歩き倒したり、やさぐれたり
相変わらず醜い自分も思い知ったけど


あー、もう走るのホント楽しい!

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無事完走。
終了時間まで30分ほど余裕あったけど、体力はギリギリ。
エントリーする時は88kmか66kmで迷ったけど
66kmにしといて良かったー。
つーか現時点では66kmじゃないと無理。
100kmとかはちょっとレベルが違いすぎる。
鍛錬&鍛錬です。

ちなみに66km完走率
男子: 77.7% 女子: 77.5%
80%切るってのはやっぱり
厳しいレースってことですね。


そして最終時刻。打ちあがる花火。

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めちゃくちゃキツかったけど、
最後の下りで気持ち良く走れた事で
すっかり良いイメージで終われた。
自分は楽天家だなーと思う。
もう来年参加する上では・・・と
考えてしまっている。


そして翌日。
ひっさびさに強烈な筋肉痛に襲われる。
階段の上り下りがめちゃくちゃキツい。
特に下り。
初めてフルやウルトラを
完走した時以来のレベル。

ふと、蘇武岳の延々続く下りの中で
背中から歩いて下っていた
ランナーの姿を思い出す。
職場の階段の下りで同じように背中から下る。
おおっ、これめちゃラク!
めっちゃラクに下れる!

視線を感じ、振り返ると
同僚に不審な目で見られていた。


村岡ダブルフルウルトラランニングに
関わった全ての皆さまありがとうございました。
あと、このレポを読んでくれてた方にも。

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