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伝説の剣

えー、伝説になる過程は、出世魚みたいなもんですかね?


ーーー


どこからかドラゴンが現れた。
この国の城や町のいくつかが、大暴れしたドラゴンによって壊滅した。

名を上げようと何人もの戦士が討伐に向かったが、剣は折れ、槍は曲がり、その他の武器もドラゴンにキズ1つつける事はできず、魔法はドラゴンの雄叫びでかき消されてしまう。

そしてドラゴンの吐く炎や大きな翼で竜巻を起こし戦士たちは皆傷付きやられていった。

どうしたものかと国中の学者たちが知恵を絞り、この国のどこかになんでも真っ二つに切れる伝説の剣があることを知り、大急ぎで捜索がすすめられた。

この国の果てに小さい島があり、そこに伝説の剣を持つものがいると言う。
急いでその島に学者が向かった。その島には古屋が1つあり、そこに仙人のような男が住んでいた。
伝説の剣の事を口にすると、その仙人のような男はどこからかその剣を出してきて鞘から抜いた。
その剣はまるで青く光っている様に見える美しい剣だった。仙人のような男が剣を鞘に戻し学者に聞いた

「で、この伝説の剣を誰が使うんだ?」



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