見出し画像

24/3/20(水) 日本版DBSは大いに賛成、でも小児性愛者を救うには。。。

日本版DBSが閣議決定された。
簡単に言うと教育現場や子供に関わる仕事に
就きたい人が、過去に性犯罪を行っていないか、
事業者が事前に調べられるという仕組みだ。
犯罪歴を管理する体制やリソース不足、
事業者に判断を委ねる方法であること、
人権に関わる情報管理の徹底など、
課題は山積みだが、子どもたちを守る大きな一歩と
なると思う。
子供が性加害を受けたニュースを目にするたびに、
小児性犯罪者に対して腸が煮えくり返る思いになる。
なんて卑劣で身勝手な人間なんだと、
心の底から軽蔑する。
体にも心にも傷を負った子供のことを思うと、
また親御さんの憤りを思うと、
極刑に処してもいいとさえ思うくらい、
怒りがこみ上げてくる。

自分より弱い立場の者に危害を加える、
その卑劣さが許せない。
人間なら誰しも、男女にかかわらず、
この人とセックスをしたいという
気持ちになることがある。健全な性欲だ。
でも、それはコミュニケーションをとり、
距離を縮め、お互いの同意の上で、
達成されるものだ。
無理やり力ずくであったり、
騙した上であっては決してならない。
小児性愛者の気持ちは僕にはわからない。
しかし、正常な成人同士の間であっても、
無理やりなんてことは決してあってはならない。
それを子供相手にだなんて、
もはや人間ですらない。
ましてやまた子どもと関わる仕事に就こうだなんて、
そんな権利、許されるものではない。

ああどうしよう強い罵倒の言葉ばかり出てくる。
これをこのまま書き続けて良いものか迷う。
(↑この状態も書き残して後で反省します。)

まず大前提として小児性愛者であることと、
前述で僕が激しく怒りをぶつけた、
小児性犯罪者は全く別問題だ。
小児性愛者であることの要因はまだ詳しくは判明しておらず、
環境、教育、宗教など関係なく、
多くの国と地域に存在している。
後天的か先天的かもわかっていない。
また児童ポルノに触れることで、
子供を性的なものとの認識を強化してしまうという
研究結果もある。
ただ、僕だって人生の中で成人ビデオに
触れる機会は何度もあった。
だからといって、身近な女性を無理やり襲う
ことなど考えたこともない。
おそらく多くの人間がそうだろう。
であれば、児童ポルノで認知が強化されようが
なんだろうが、同意を得ていない人間に危害を加える
時点で、小児性犯罪者は精神が、いや脳が
正常な状態ではないのだろう。
とにかく早く治療するべきだ。

もっと難しいのは、この性的指向が先天的なもので
あった場合だ。個人的には
LGBTQの問題とも切っても切り離せない
課題なのではないだろうかと思っている。
LGBTQの方々は、多様性の時代と言われる中で、
まだまだ問題は山積みだが徐々にその存在を認められ、
居場所を獲得しつつある。
しかし小児性愛者はその存在自体が、
激しい怒り・恐怖・拒絶、差別の対象とされ、
それは日本に限らず世界的に見られる傾向だ。
認められない愛であり、パートナーを得ることもできず、
理解者を得ることもできず、
もっと言えばアダルトビデオや風俗店など、
性欲を発散できる場所もない。
場合によっては自分自身の生物としての存在意義すら
疑ってしまうほど、追い込まれることもあるだろう。
孤独に、自分の中から湧き上がる衝動を抑える
ために足掻き続けるしかない。

一旦対象が子供ということを忘れて想像してみてほしい。
好きな人と親しく会話もできず、
ましてや好きと伝える事もできず、
触れることもできず、
決して成就することのない愛。
そしてそれは自分の努力不足のせいではなく、
初めから可能性0%の状態であったら、
どれだけ絶望的か。
僕なら耐えられない。
男性が男性と女性が女性とは
近い将来結ばれるだろう。
しかし、成人と小児のカップルは
この文明社会が続く限り
一生認められることはないだろう。

200年前であったら、
彼らの性愛も正常な範疇で会ったのかもしれない。
日本の歴史上、前田利家の妻・まつを初め
10代前半で結婚し子供を生んだ事例はいくつもある。
発展途上国の中には10歳で子供を産まされる
女性もいると聞く。
小児性愛者は文明と人権意識の発展の
上でまるで当然かのように迫害されてきた、
ある意味では犠牲者なのかもしれない。
人間が、10歳そこそこで子供を産める体に
成長してしまう生物である限り、
彼らの苦しみは生まれ続けるのだろう。
そして僕はたまたまその苦しみを背負う
人間ではなかっただけなのだと思う。

小児性犯罪者には決して同情はしない。
厳罰を与えるべきだ。
だが、自分と戦い続ける小児性愛者たちが
救われる方法がいつか見つかることを
願っている。
もしかしたらメタバース空間が
その救いのひとつになるのではと、
そんなことを思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?