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新型ウィルス軽症、自宅療養者の記録

はい、こんにちはーこんにちはーこんにちはーーー!!


とうとう、自分の身に降りかかってきましたよ。この災厄が。

東京都の感染者も過去最大級となっていますし、いつ誰が感染してももう全くおかしくない状況だと思います。

これは都内の話ですが正直言って、医療従事者の方々、保健所の方々ももう手一杯という感じでそんな中で切り抜けていくには自分のことは自分でやるしかないという、かなり厳しい状態になっていると言わざるを得ません。

一体何のためにいつも高い税金を納めているのか、もう全くわかりませんが、とにかくそれを変えるには次の選挙に行くしかありません。


今できることは備え。もし自分がかかってしまった時に、それなりの準備があると非常に心強いですし、慌てなくてすむかと思います。


ということで、わたしの話が参考になるかどうかはわかりませんが、少しでも何か役に立てれば良いなと思い、覚えているうちに備忘録として残しておこうと思います。


目次
・自宅待機に至るまでの流れ
・PCR検査
・発症からの症状
・用意しておいてよかったもの
・あったほうがよかったと思うもの
・都からの救援物資
・自宅療養を終えて、社会復帰までの流れ
・後遺症


・自宅待機に至るまでの流れ

では順を追ってお話していきたいと思います。


【7月19日】まず最初に子供たちが通っている幼稚園から夜連絡が入りまして、園で陽性者が出たので保健所からの調査が終わるまで閉園とさせていただきますというものでした。

一応このコロナが流行りだしてから、園側からそういうこともあるかもしれないという説明はあったし、急なことだったので職場への連絡など少し焦りましたが、気持ち的にはまだ余裕があり、どこかまだ他人事でもありました。

ただ夜21時を過ぎてから幼稚園から直接電話があり、お子様が念のためのPCR検査対象者になったとのこと。連絡が遅れてしまって申し訳なかったとのことでお話がありました。
濃厚接触者なのかと聞いたところ、そうではなく今回は念のためであるという説明を受けました。


・PCR検査

【7月20日】大変なことになったなと思いながらも、指示された病院へ指示された時間に行きました。
PCR検査は子供にとってはすごく長い綿棒を鼻に刺されて、見ていられないほど痛そうで、泣いている子もたくさんいて本当にかわいそうな状況でした。
とにかく終えてほっとしました。この時はもちろん陰性を信じて疑っていませんでした。

そして夜には園から連絡が入り、お子様は ”陰性” でしたとのことで一安心。

ですが妹のほうも念のため唾液検査をするようにとのことでしたので、また別日に検査に行くことが決まりました。

なぜ妹は唾液検査だったのかという説明は特にありませんでしたが、3歳という年齢を鑑みて、おそらく綿棒での検査は無理があるからではないかと推測しました。ちなみに姉は5歳です。

仕事にはこの3日前から行っていませんでした。事情を話ししばらくお休みさせてほしいことを伝えました。


【7月21〜23日】

道志村に行く予定でしたが、こんな状況になってしまって行けるはずもなく、予定はキャンセルして自宅で待機していました。
姉が陰性だったのですっかり安心はしてしまってましたが、念のためです。

この念のためをしておいて本当によかったと後で心から安堵することになります。

23日の夜中、まさかの姉の方が発熱。
しかし、ぬるいお風呂で遊ばせ過ぎたのが原因かなとまずは思いました。
翌日念のため病院に連れていくことにしました。


【7月24日】

まずは妹の唾液検査もあったので、めちゃくちゃ苦労して何とか唾液を採取しました。
これ簡単そうに聞こえるかと思いますが3歳児に、お口の中につばためてねー、ここにペッペしてねーって言ったってなかなかできません。
しかもかなりの量が必要で、線まで集めなければいけなかったところ7割くらいまで何とかためてギブアップしました。

それを指示された場所まで持っていくと、案の定少し少ないので結果が出ない可能性があると言われました。その際は再検査になるとのことでした。
もう一度と言われたらどうしようと戦慄しましたが、仕方ありません。

とにかく提出し終えたので、今度は姉の方を病院へ連れていきました。
病院はかなりの混雑で、すごく待たされました。発熱している子も多くて別室や廊下で待たされていましたが、発熱の子が多いので場所を入れ替えますと言われて、待合室で待つことができました。

見てもらったところ、症状的には大したことはないし、PCR検査の結果が陰性だったとのことで様子を見てくださいと帰されました。


【7月25日】

姉の熱も下がり、特に何事もなくやっぱり風邪だったんだねとほっとして過ごしていました。


【7月26日】そろそろ買い物に行かないと、いろいろものがつきそうだったので近所のスーパーで買い出し。
この時ふと思い立ってウィダーインゼリーとカップラーメンを買い込んでおく。
この判断が本当によかった。
厳密に言えばもちろん行かないほうがよかったんだけど、やっぱり必要なものはどうしてもあるので、対策を取りつつささっと行ったのは最低限の必須事項だったと考えます。もちろん子供たちは連れずに1人で行きました。

この時までは自分は全く症状がありませんでしたが、夕方になって何となく体がだるくなり、風邪の諸症状のようなものが出てきました。
同時に次女も発熱していて、まさか……という思いでいました。

あれよあれよという間に、どんどんだるくなり続け、悪寒がして熱が上がりはじめました。最初は37.1°くらい。
そうこうしているうちに、保健所から電話があり次女の検査結果が陽性だったと知らされました。

ここで初めてみんな感染しているかもしれないと思い当たったのです。
ちなみに幼稚園からは連日、調査中である旨、濃厚接触者に当たる人には個別に連絡をしているということが連絡されていましたが、うちには濃厚接触者としての連絡は来ていませんでした。

もしも次女とわたしに症状が出ていなかったら、もう週半ばくらいから幼稚園に戻れるかなと考えていたくらいです。

ですが保健所の方からお子さんは濃厚接触者になっていることを知らされました。
もうここで頭パニックです。

しかしもう1人陽性が出ているのは事実なので、翌日家族全員PCR検査を受けることになりました。長女も再検査になりました。


【7月26日】家族全員PCR検査

検査結果は何日もかかるという説明を受けましたが、その日中に病院から直接連絡があり、全員陽性という結果を伝えられました。

その後保健所の方から連絡があり、今後の対応など説明を受けました。
うちの場合はみんな症状が軽いことと、家族なので自宅で療養となることを説明受けました。
その際、都から支援物資が3箱届けられること、家族全員分頼めますが頼みますか?と尋ねられます。とりあえず2人分お願いしました。

緊急連絡先を伝えられて、何かあったらすぐに連絡するようにと言われます。
救急車を呼ぶ基準は何ですか?と尋ねたところ、寝ながら呼吸ができなくなったらすぐに呼んでほしいということでした。こわいー・・・そんなことになるのかという感じ。


・発症からの症状

これはわたしの場合ですが、1日目が1番つらかったです。
熱はそこまで上がらなくて38.6°程度。
でも息をするのが本当に大変で、呼吸が荒くなってしまって、電話で親などに連絡をとったのですが、あんた本当に救急車呼ばなくて大丈夫?!とかなり心配されてしまったくらいでした。

あまりに息を吸おうとしてしまったので、逆に過呼吸になってしまったくらいです。

ですが、寝ながら呼吸はできていたので、何とか安静にしながら耐え忍びました。
とにかく寒くて、でも頭は熱くて氷枕をくださいーとひたすら願っていましたが、なぜか氷枕が見当たらず、翌日早めにアマゾンでポチりました。

アマゾンで、水や他にもおかゆやパスタソースなどすぐ食べられそうなものを買い込みました。
次の日には届いて、置き配もスムーズでこういう時は本当に助かります。

2日目から3日目は呼吸は楽になったものの微熱が続き、とんでもない身体の怠さもあって起き上がれない状態が続きました。

4日目には熱は下がったものの、今度はものすごい腹痛がきて(ここまでほとんどゼリーしか食べられてないのに)トイレから出られない事態になりました。この下痢は6日目くらいまで続きました。

同時に頭痛もズキズキという感じではなくて、時々ツキーンと貫かれるような感じでありました。

6〜14日、咳が出始めましたが止まらなくなるほどではなかったです。そして匂いがわからないことに気がつきました。それでも毎日少しずつよくなり現在発症から14日目、匂いも戻ってきましたし、咳もだいぶ治ってきたなという感じです。

ちなみに子供たちはあの最初の方に一瞬熱が出ただけで、ほとんどあとは何も症状がなかったです。


・用意しておいてよかったもの

ここでわたしが個人的に用意しておいてよかったなと思うものをリストにしておきたいと思います。

・アイスノン(熱がある時は必須)
・体温計
・ウィダーインゼリー(熱がある時はまじでこれくらいしか食べられません。いろんな味があると少し嬉しいです)
・ポカリスエット(下痢しはじめると脱水も心配なのであった方が安心)
・消毒液(言わずもがな、宅急便がどうしても増えるのでインターホンなども忘れず除菌してください!)
・ビニール袋(これは使用済みのマスクやティッシュなどのゴミをまとめて二次感染を防ぐのに、必須です)
・おかゆ(少し食べられるようになると白がゆと梅干があると1番嬉しい。おじやも食べたくないです。白がゆかせいぜい卵がゆです)
・果物(皮とかむかなくていいもの、バナナやみかんなど。切らないといけないけどスイカは神でした!)
・しばらくは調理もできないのですぐに食べられるもの(カップラーメンやレトルト食品などいくらあってもいいです)
・本(寝ながらできる娯楽。テレビやゲームの人もいるでしょうが、わたしはもちろん本です。最初は本も読めませんでしたが、少し元気になったらかなり読書が捗りました)
・タオル(家族分別にしたほうがいいのと、汗もかくし、吐き気がある人もいるそう。できる限りたくさんあったほうがいいです。しばらくは洗濯もままなりません)


・あったほうがよかったと思うもの

・冷えピタ(あれば少し快適に眠れたかも)
・パルスオキシメーター(結局うちは使わなかったけど、あったらやっぱり安心)
・毛布(熱が上がる時すごく寒い)
・紙皿、紙コップなど (Twitterでご意見いただいてプラス、家族と分けなきゃいけない場合などは確かにあったほうが良いかと)
・アイスクリーム(単純に食べたかった……)


・都からの救援物資

東京都にお住まいの方は、今現在は都から1人3箱分の救援物資が届きます。頼めば家族分もらえるようです。
ただうちは2セット頼んでいましたが1人分が先に届いたときに、多すぎると感じて1セットキャンセルさせていただきました。届く時期がずれていたので助かりました。

内容は
新型コロナウィルス感染症自宅療養者向けハンドブックと2リットルの水が6本。大量の食料品です。
食料はこんな感じで、なかなかのジャンクさ。

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カップ焼きそば、レトルト中華丼、海藻サラダ、ドレッシングや調味料、アイスコーヒー、レトルトごはん、おじや、缶詰類、スナック菓子たくさんなどなどです。

陽性連絡が来て3日目か4日目に届きました。

まぁ3日間くらいはこういうものは食べられないので、ちょうど良いと言えば良いタイミングです。
買い物に行かなきゃいけなくなるようなタイミングでもあるのでありがたかったです。

でも結局14日目の今日、大量に残ってますけど。

賞味期限長いもの多いので非常食としてとっておきたいと思います。


・自宅療養を終えて、社会復帰までの流れ

さて、ここが非常に大事なところなのではないかと思うし、たくさんの人が気になるところじゃないかと思います。

以前は確か社会復帰までに2回PCR検査陰性が出ないと、戻れませんでしたよね。

今はこれはどうも廃止されているようです(これは東京都かもしくはわたしの住んでる自治体の話だけかもしれません)
おそらく、一度コロナ陽性になるとその感染能力はなくなってもずっと陽性が出てしまうことがあるらしく、あまり意味がないと判断されたのではないかと推測します(これもわたしの勝手な推測です)。
単純に保健所が対応し切れていなくて、そんなところまで手が回っていない可能性もあります。

とにかく保健所からの説明では発症から10日間たって、特に目立った症状がないようならそのまま社会復帰可能だということでした。

ここから先は自己判断ということになります。

わたしは今現在多少咳が残っているので、会社とも相談の上もう1週間お休みして大事を取るということにしました。

でもコロナは発症から10日間たっていれば、ほとんどその感染力はなくなっているんだそうです。

ほんとかなぁという不安感でいっぱいでありますが、どこかで日常に戻らないといけないことは事実なので、特に変わりなければ来週からわたしも仕事に戻りたいと思っています。


保健所からは5日目までは毎日連絡をくれるという話でしたが、実際は1日おきくらいでした。それでもこちらから連絡すれば嫌な声一つ出さず優しく対応してくださり、本当に感謝しています。5日目以降は10日目の最終日までは特に連絡なしになるので何かあったらすぐに連絡くださいと言われました。
そして最終日に変わりないですかと連絡をいただいて、ではこれでフォローアップ終了となりますとのことでした。

今回1番まずかったのは幼稚園側の対応でした。
後々、連絡がなかったのはおかしいと思い、幼稚園にうちの子は濃厚接触者だったのかという問い合わせを入れたところ、1回目の問い合わせでは個別に若干の差が出ており、うちの子は濃厚接触者疑いで濃厚接触者というわけではないと言われましたが、保健所の人からは濃厚接触者になっていると聞いたので、もういちど問い合わせたところうちの子だけ連絡が漏れていた事態が判明しました。

これはかなり重要な連絡ミスじゃないかと思います。
しかも、1回目の問い合わせできちんと調べることをしていなくて、適当に答えられた感じが拭えなくてどうにも納得いかない部分です。

一応今回かなりきちんとこちらの訴えを伝えて、園長の方から謝罪の言葉もあったので終わりとしますが、もし最初から濃厚接触者として連絡があれば家族の隔離もできたかもしれないと思うと、本当にありえないよなぁと思います。
幼稚園側も対応がかなり大変だったのだろうと予想はしますが、さすがにこういうミスはもう起きないように徹底してほしいなと思いました。


・後遺症

長くなってしまいましたが、最後に後遺症のお話。

わたし自身は幸い非常に軽症で、後遺症らしい後遺症は今のところ咳だけとなっています。

若干、倦怠感というか体力を奪われてしまって疲れやすいというのは残っています。

心配していた嗅覚ですが、本当に最初は全く感じなくて、猫のトイレをかいでも、ニンニクを炒めても何のにおいもしないとびっくりしていました。今は徐々にわかるようになってきていて、ほっとしています。
味覚は元々失われてなくて、においがわからないから味気なく感じてはいましたが、フルーツの味などはよくわかっていたので問題なしでした。

今後上記の多少の症状がいつまで続くのかは神のみぞ知るですが、長引かないことを切に願います。


最後にもう一つ、気になる今後のワクチン摂取がどうなるのかというところ。

わたしは元々8月20日に1回目のワクチン摂取の予約を取っていましたが、今回感染したことでそれは受けられませんと言われました。

じゃあいつになったら打てるようになるのかということを尋ねると、そこは医療機関に相談してくださいと言われました。

何じゃそりゃー

つまりはっきりしたことがわかってないってことですかねー。

こわいよー。

検索してみると、感染した人もワクチン摂取はできると書いてありますが、1回目で2回目のような服反応が出る可能性があると書かれていました。

こわいよー。

とにかくかかりつけのお医者さんに聞いてみるしかないようです。

1回かかってももう1回かかる可能性もあるようだし、油断はできませんね。

今回かかってみていい経験でしたが、もちろんこんな病気かからないに越したことはないです!

でも実際対策していてもかかってしまうことはあると思います。
そんなときに少しでも安心を。備えあれば憂いなしであることは間違い無いので、何かお役に立てれば幸いです。立たなければもっと幸いです。

皆様の幸運を祈ります!

いただいたサポートよい本屋を作っていくために大切に使わせていただきます。サポートしていただいた方にはもれなくわたくしの心からのスマイルを送らせていただきます!念をこめて。