見出し画像

「奥村厚一 展」に行って来ました!

京都市京セラ美術館で開催中の「奥村厚一 光の風景画家 展」に行って来ました!

自然を主な題材とした日本画家、奥村厚一の作品等、約150点展示され、その世界に一時間半ほど浸りました。

表題の通り、「光」を感じる作品が多数ある、この企画展。

魅力は、初期から円熟・晩年期までの作品が展示されているので、時代ごとに違った光の取り入れ方で作品が描かれていることを比較しながら知れることです。
(あくまで、僕がそのように感じただけですが……)

僕の場合、作品に光を与える際は鮮やかさを意識しがちですが、当展示では光とは対照的な「暗」の方を比率的に多く設えた作品があり、それによって、天から煌々と降り注ぐ光が一段と引き立っている、と思ったのが印象的でした。

自然・人工を問わず、光の存在する環境では必然的に産出される、影ーー。

暗いから、という印象だけで無碍(むげ)にするのではなく、静謐さと微かな寂寥感を加えてそれを描き出すことが、「光」という一つの表現を操る一歩なのだと、勝手ながら考えた今日この頃です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?