木版画 馗

木版画作家 2006年生まれ 江戸時代の浮世絵制作に使われていた伝統技法を用いて作品を…

木版画 馗

木版画作家 2006年生まれ 江戸時代の浮世絵制作に使われていた伝統技法を用いて作品を創作しています https://michihanaga.official.ec/

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原点

僕は小学1年生の時から不登校でした。 元々、集団行動が不得手であったのと、クラスメイト達の声が 騒音に聞こえた事で辛かったのが要因です。 そして、高機能自閉症スペクトラム(ASD)という発達障害の診断が下り、 母は必死に僕との向き合い方を模索し、僕が興味を持った事には とことん付き合って、挑戦させてくれました。 ただその代わりに、学校に行かない事の条件として母から提示されたのは、 同級生達よりも先々勉強を進めておく事でした。 それは、いつか僕が学校に戻りたくなった時、 勉

    • 不変なる魅力

      「木版画の良さ・魅力とは?」 そう問われる事は無きにしも非ずです。 僕の場合、単純に作品を創り上げた瞬間の「楽しさ」を木版画の魅力に感じて、ここまで続けることが出来ています。 しかしそれは、人によって差異のある、あくまで感情の観点での魅力に過ぎません。 故に、上記の問いに対する答えとしては、その様なものではなく、木版画にしか出せない不変的な「魅力」を提示しなければなりません。 僕が考えているのは「一つの作品を手摺りで大量生産が出来る事」です。 木版画と同じ平面作品の

      • 表現と再現

        どんな芸術作品でも、制作する上で欠かせないのが、所謂「表現」というもので、又、それが唯一無二の作品を創出する為の核にもなります。 しかし、木版画作品を制作する上ではこの「表現」と同等に大事な要素があります……。 木版画においての表現には、題材の構想を練り、絵(原画)を描く事が該当します。 ただ、これはあくまでも制作のスタートラインに過ぎません。 何故なら、木版画ではその表現(原画)の持つ魅力を、いかに崩さず版木に彫り、想い描く彩色で摺るか、という言わば原画の「再現」工程を二

        • お知らせ

          京都の伝統文化である「保津川下り」の売店にて、 「木版画 馗のポストカード」を常設で販売させて頂く事になりました! 様々な方に作品を観て頂く機会を賜りました、保津川遊船企業組合 様、 本当に有難うございます。 保津川下りにご乗船される際の待ち時間に是非、 ご覧になって頂けますと嬉しいです。

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          木版画 馗のnote始動致します

          皆様初めまして、木版画 馗(みち)と申します 僕は10歳のころに木版画に邂逅し、その魅力の虜となって以来、現在で約7年間作品を制作し続けています 江戸時代から続く伝統技法を用いながらも、自己流の技法・表現を融合させて人を魅了する作品を創れる様に日々邁進しています 当noteでは僕の木版画や各々の作品への思い、個展等の情報を発信して行ければと考えております そしてそれらを通し、僕が歩む木版画の道程を皆様にご拝読頂ければ、有難い限りです ※又、この度母もnoteを始め、

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