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決戦前夜

こんにちは。moku.です。

早いもので、家出してから一年経ちました。

この一年、本当にあっという間に過ぎ去ってしまいました。

実家にはちょこちょこ帰りながら、必要なものを取りに帰ったり作り置きに台所を使ったりしています。

そんな一年、振り返ってみました。


金銭面

いきなりお金の話で申し訳ないのですが、一番表面に出て問題になった「金銭」。

母が全員の生活のためにと貯金を黙って使っており、それを知った父が激怒するという事件を引き起こした問題ですが、これは一旦クレジットカードを使わない・使用額をきっちり管理するということにしているそうです。

これは昨年末に対策として聞いていましたが、そのまま引き続き行っているみたいです。

潜在的な問題

一番表面に出てきた問題はお金の問題でしたが、それよりも大きな問題がもっと奥底にあります。
(あると思っています)

お金の問題は解決しても、家族が再構築されているかと言えばそうとは言えません。
何かが変わったようには、私の目には映りません。

正直、かめくんが休日出勤の時は実家に帰らないといけません。
(もちろん、一日出掛けているときもあります)
家出してすぐは本当にぎこちなかったですが、最近は母と話すことができるようになったり、割と自由になってきました。

甘えと許容

かめくんと話した時に、1つ結論が出ました。

「それって【許した】じゃなくて【慣れた】だけじゃない?」

私(私たち)は、私の両親の起こした出来事や私にぶつけられた全てを許したわけではありません。

ただ、【家出している事実】にお互いに慣れてしまっただけです。

それは、誰に対しても失礼です。

では、どう解決していくか?

そこで、「私たち家族は見て見ぬふりをしてきた」ということにまた、気が付きました。

これもまた、慣れてしまっていました。

父親が酒を飲んで、酩酊状態で何かを起こすことに。
父親が酒をやめないこに。
親という存在を諦めることに。
母親が父親を見放すことに。

それは、見て見ぬふりを重ねただけだと思いました。

アルコール依存症は、脳の病気だと考えられているそうです。

脳の機能の問題には、嫌という程直面しています。

それでも私たちは、「共感する」という余裕がないままに慣れを続けてしまった。

お互いに過失があるのでは、と考えるようになりました。


決戦前夜

明日母と会う約束があります。

そこである提案をしようと思います。

「私たち二人でアルコール依存症の家族診療に行かないか?」と。

ここまで酷く辛い思いをしたのは、本人だけの責任ではないのではないかと。
お互いに踏ん張ってきた、それならば癒しながら向き合うのが家族更生への一歩ではないかと。

これはきっと長い長い闘いになります。

「慣れ」は断ち切らないといけない。
「教育」も、いつかは断ち切らないといけない。

父が正常に判断できないのであれば、周りから囲んでいくしか術がありません。

アルコール依存症と付き合うには何をしたらいいか、誰もが全く知らないのです。
まずは、正しい知識を入れて効率よく向き合っていく必要があります。


これが、家族更生の最後のチャンスにしたいと思います。

まさに決戦前夜。

明日上手く話せるかな?
また近況報告しますね。

では、おやすみなさい。

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