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経験を捨てる勇気。

こんにちは。
韓国在住インテリアコーディネーターのなぎです。

ただ今、自分業の構築中で、先日肩書も決めました。

そして、いざサービス内容を決めようと思った時に立ちはだかった課題。
それがサービスの手を広げるか、ピンポイントに絞るか。

これについて、悩んだこととそれに関する答えの整理のためにnoteにします。


経験してきた窓まわりの提案。

私はカーテンレールメーカーに13年勤務しました。そのため、カーテンレールやブラインド等の窓につけるもののご提案、そして室内に飾るピクチャーレールについては、相談をされれば細かくご相談に乗ることが可能です。

海外帯同のために退職したものの、その知見だけは手放したくないな、と無意識化にずっとあり、フリーになるならカーテンの提案も、とうっすら思っていました。

海外のハードル。

このカーテンの提案が難しい!と気付いたのが、実はついさっき。

というのも、新しい挑戦として、インテリアディスプレイをご提案するサービスを始めようとしています。

基本の軸はこのインテリアディスプレイのご提案ですが、その中に、今まで経験してきた窓まわりのご提案も含められるんじゃないか、と一旦企画書に落としてみたのです。

そこで気付いた落とし穴。

海外にいるので、現物サンプルが見れない!!

カーテンだけは現物見れないの、無理だ、、、。

もし、カーテンもご提案するのであれば、実際に生地を選び、プランボードとして部屋の写真と生地のイメージ画像をあわせたボードを作ろうと思っていました。
ただ、HP上の色は正しく判断できないもの。実際にサンプルを見たら大きく異なる可能性があるのです。

合わせて、一般的ではないカーテンメーカーを選んだ場合、ショールームに問合せをし、店舗や在庫等諸々確認する必要がありますが、海外にいる身では電話を気軽にかける、といった事ができずに完全に積んでしまう状況。

これは、、、、無理だ。。

経験を捨て、ピンポイントに絞る。

ここまできて、これはサンクコスト効果だ、、とようやく気づきました。

サンクコスト効果とは、回収不可能なコストを心残りに感じ、より多くのコストをかけようとする心理傾向だ。日常生活やビジネスシーンにおいても、この心理傾向により合理的とはいえない判断をしているケースがある。

サンクコスト効果とは。コンコルド効果と同じ?日常生活やビジネスシーンでの例

今まで、13年も会社員としてカーテンレールやブラインドに関わる仕事をしてきました。そして、その商品もすべて大好きだったから、またいつか何かの形で、、と思っていました。
ただ、それに執着して新たなことに集中できないことは何か違う、、とも感じました。

私が今必要なのは、やろうと決めたインテリアディスプレイのサービスを形にすること、そしてピンポイントにしぼり集中すること。

ここで経験を捨てるのは退職したときより実は勇気がいるのですが、捨てることで新たな世界が拓ける、と信じて、方針を定めたいと思います。

ということで、いよいよ自分業作りも大詰め。
色々リサーチしながらサービス詳細を詰めていきたいと思います。

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