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中ぐらいの発見/職名のトリック

最近、レジ打ち係の人が機械に置き換わっているのが身近になってきた。コンビニ、ファストファッションのレジなどで。
「一度バーコードをピッとやってみたかったなー」と、叶わなかった夢として持っていたことが、思いがけず駅ナカのコンビニで叶った。

AI大活躍の時代になったときに無くなる職がある。と聞くけれど、目につく第 1 種目がレジ打ち職かもしれない。

レジ打ち職のメインの仕事は、ご存知、商品とお金を交換することだ。それは確かに機械が得意だろう。しかしレジ打ち職には副の仕事がたくさんあったのだと思う。商品を手にするまでに店員さんとのやりとりをしていた人にとっては会話の続きがその瞬間まであるのが自然だし、店員さんとの「いい天気ですね」の軽い会話がどこでも買える商品をそこで買うことにしている理由になっていたら、レジ打ち職はもしかして、レジ打ち職であり、ちょっとした会話職を含んでいたかもしれない。機械はちょっとした会話職部分を引き継いではくれたのだろうか?

政治家。辞書的な意味合いを置いといて、私にとっては、メインの仕事がはっきりしない職のひとつだ。なんとなく、メインの仕事はAI大活躍の時代がくれば置き換えられるような気がする。政治家が完全に職を失わないようにするには副の仕事が大事になりそうな気がする。副の仕事?
先の例の店員さんがちょっとした会話で店の雰囲気を醸し出していたように、国の雰囲気をいいものにしていける人柄みたいなものが、政治家の副の仕事になるのだろうか?

ある種の職は、名前になっているメインの仕事と見せかけて実際は、副の仕事が大事になっていることがあるように思う。

そのトリックを使ったらいいのにと、前々から妄想している職があるのだけれど、スクールカウンセラーという職だ。ご存知、メインの職は子どもたちの問題ごとをサポートする仕事だ。そのとおりの職名がついている。

私の妄想は、スクールカウンセラーの名前は一旦伏せて、たとえば図書館の人や、お手伝いの人など何でもいいけれど覆面カウンセラーにするということ。わたしがそうだったように、シャイな子どもにとって、いきなりカウンセラーに近づくのはハードルが高く感じる。言い出しにくい子どもがアクセスしやすいと感じるかは肝だし、そのハードルは低ければ低いほどいいと思う。それがメインの仕事であるカウンセリングを届きやすくすることに繋がると思うから。私服警察官的な発想なのかな。こちらの場合、利益を受けるのは警察官側だけかもしれないけれど、覆面カウンセラーの場合、ウィンウィンではないだろうか。

今回の中ぐらいの発見は、まとめると、

・メインの仕事が職名になっている職は、
 実際あまり意識されていない副の仕事が重要になっている場合がある。
 例:職名 レジ打ち職 /メイン レジ打ち /副 会話

・AI大活躍の時代が来た時は、
 職名になっているメインの仕事は置き換えられるかもしれないけど、
 副の仕事の重要度は増してきそう。
 例:職名 政治家 /メイン 政治? /副 人柄

・職名になっているメインの仕事が注目されて、
 副の仕事に目がいかないトリックを利用できそう。
 例:職名 スクールカウンセラー /メイン カウンセリング /副 ?
   ↓
   職名 お手伝いの人 /メイン ? /副 カウンセリング



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