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災害ごみ…運ぶトラックが足りない。

台風19号による被害発生から1ヶ月が経ちました。
相馬市の避難所は、昨日13日に閉所となり、避難されていた方は、市営住宅に一時移られることに。市営住宅の一時提供は3ヶ月と決まっており、生活再建への不安が続いています。

相馬駅前の商店街通り。
車で通ると、再開をし始めているお店もあり、復旧が進んでいるかのように見えます。

・・・しかし、一本裏手に入ると

水害のつめあとがいまだのこり、どう復旧してよいのか、苦悩されている事業者さんがいらっしゃいます。


下浦寝具店さんもそのひとつです。
数多くの布団や寝具を販売、ふとんの仕立て直しなどをしていました。昔は店舗の裏にある工場で、布団をつくっていたそうです。


台風19号と10月25日豪雨の、2度の水害で、工場と倉庫にあった布団がすべて使えなくなってしまいました。

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災害ごみ集積場へ60回は往復し、五分の一ほどは運び出したそう。しかし、軽トラックで運び出せる布団量は限られています。そして、泥水を吸ってしまった布団は、想像以上の重さ


ご家族やご近所の方々で協力をして運び出していたそうですが、トラックが足りない。協力してくださる方がいても、運び出すトラックが足りないことで、処理作業は思うように進みません。普通自動車での運び出しは衛生上むずかしく、災害ごみの運び出しに使用できるトラック(2トン、軽トラ)も限られているのです。  


相馬市の災害ごみ集積場の受付は、11月いっぱいまで。罹災証明も申請はしたものの、まだ発行が追い付いておらず、社協のボランティア受付も住居のみの対応となっているようです。


はやくに災害ごみを運び出さないと、
処理費用も必要になり、衛生上も大変気がかりです。


下浦寝具店さんとなりの電気屋さんでは、91センチの浸水。腰の高さよりはるかに上です。

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事業所や倉庫の復旧は、自社努力だけではできません。
今週末、人員をあつめて、布団の運び出しをおこないます。

トラック、求ム。