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【読書感想】「四畳半神話体系」森見登美彦

読了日:2017/6/9

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私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい!さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。
「BOOK」データベースより

この本の概要

「夜は短し歩けよ乙女」と同じ、京大の冴えない大学生が登場人物のお話。
全部で四編からなります。

この作者と万城目学の作品は雰囲気が似ていて楽しく読めるので大好き。

あらすじやレビューなどの前情報なく読み始めると、2話目の冒頭で「???あれ???」となります。
読みながら「どゆこと?どゆこと?」とぐるぐるしながら読み、3話目でさらに「???なに??」状態。
「これはどう決着がつくの?」という状態で4話目に突入。4話目でやっと世界観を理解できました。

面白~い。
面白~~い。
私は特に4話目の「八十日間四畳半一周」がすき。

ネタバレになっちゃうのでくわしくは書きませんが、面白いし軽く読めるのでオススメ~!

ワタクシ的名文

「まあ、そう言うな。小津を見たまえ。あいつは確かに底抜けの阿呆ではあるが、腰が据わっている。腰の据わっていない秀才よりも、腰の座っている阿呆のほうが、結局は人生を有意義に過ごすものだ。」
「四畳半自虐的代理代理戦争」より抜粋

名言!

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