【読書感想】NASA式最強の健康法「座りすぎ」をやめると脳と身体が変わる

この本の概要

NASAの研究から生まれた自分の能力を最大化するための健康法。いま注目を集める、現代人の「座りすぎ」。NASAの研究でも、その健康リスクが指摘されている。運動するだけでは、解決できない。逆に、運動しなくても、日常の動きを意識すれば、一生健康に過ごし、人生の質をあげることができる。NASAで30年以上研究を続けてきた著者が贈る、すぐに実践できる最強の健康メソッド。「BOOK」データベースより

デスクワークしてると、業務時間て基本的に座ってますよね…。

デスクワークじゃなくても、最近は便利家電もたくさんでてきて、我々は楽に生活できるようになってきました。

すわっていてもお掃除ロボットが部屋が綺麗にしてくれるし、スマホをポチッとすれば次の日にはなんでも届くので、日常生活で動く機会が減っています。

世の中便利になってるわけだし、いいことにも思えますが、人間の体的には良いことばかりでは無いようです。

人間の体は、重力の中で最適に動けるよう作られています。重力の中で生活していることで、当たり前に筋肉や骨が育っています。

寝たきりになったり、動きが極端に少ない状態が長く続くと、重力の力を身体が感じる機会が減ります。寝たきりの状態と言うのは重力がない状態に近いそうで、寝たままの生活やすわりっぱなしの生活など、極端に動かない生活を長く続けていると、筋力や骨密度が低下します。

宇宙飛行士が帰還した後、かかえられている姿は、テレビなどでもみたことがあると思います。あれは、無重力の環境に長くいたため、筋肉や骨が寝たきりの人と近い状態にまで低下しているためです。

ただし、地球に戻ってきて適切なリハビリをすることで宇宙飛行士たちは宇宙に行く前の元気な状態にまで戻ります。老化した体がそのままと言うわけではなく、適切なリハビリをすることで肉体は以前の状態にまで改善すると言うことがわかっています。

この本では、NASAの宇宙飛行士の健康状態の観察を続けることでわかった人間の体の仕組みと重力の関係について説明しています。
さらに、日々の生活でどう気をつければいいのか、老化を遅らせることができるアクションプランも説明してくれています。

具体的にどうすればいいの?

座りっぱなしが良くないわけなので、日々の生活で健康維持のための活動を取り入れていく必要があるわけですが、具体的にどうすれば良いのでしょう。
この本によると、ジムに行って運動する、走るなどハードなトレーニングはする必要はないそうです。

大切なのは日常生活で、例えばデスクワークをしているのでも1時間に一回立ってウロウロする、家事を積極的に行う、など日々の生活を億劫がらずにやるってことなんだそうで。

そういう日々の細かい動きを面倒くさがらずにやると、動かない状態のときには感じなかった「重力」を感じる機会が増えます。
体が重力を感じる時間帯が多ければ多いほど筋肉や骨は刺激を受けて成長してくれるんだそうです。


Apple製品の力

最近、iPhoneにしました。ついでにApple Watchも購入しました。

今まではファーウェイのスマホとスマートバンドを利用していたのですが、スマートバンドの方が古すぎてスマホと連携できなくなってしまいまして、いい機会なのでApple製品に乗り換えることにしたんです。

このApple製品、人間が健康になりたくなる仕組みが見事に導入されているな、と思いました。

iPhoneには「アクティビティ」というアプリが入っています。このアプリは運動や日々の活動を「ムーブ」「エクササイズ」「スタンド」の項目でトレースします。たくさん動けば綺麗に円になるし、動かないと円が完成しません。

円が完成しないと何となく気持ち悪い感じがして、自然と完成させたくなります。


3つの項目のうちのひとつ「スタンド」は、その名のとおり、立ち上がった回数をカウントするものです。

座りっぱなしだと、1時間に一回くらいのペースで立ち上がるように言ってきます。私はiPhoneになってから、この通知に合わせて少し部屋をうろうろしたり、トイレに行ったりするようになりました。(基本的に素直なのでアプリにものせられやすい)

このアプリのおかげで今まで以上に健康や運動に意識を向けられるようになってる気がします。

このアプリ、この本に書いてあるNASAの研究の成果を取り入れたものなのかなぁ?

とりあえず、ダイエットもしているし長く健康でいたいので、スマホの力を借りながら座りっぱなしの生活にならないよう今後も頑張っていこう。

ダイエットしたい人も健康になりたい人も、とりあえずこれを読んで、iPhoneとApple Watchを買えばいいと思う!

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