【読書感想】「卒業」 東野圭吾
読了日:2012/1/27
刑事加賀恭一郎シリーズの第一作目。
本作は、加賀の大学生時代の話。
卒業を控えた大学四年に、一緒につるんでいた仲間の女子が手首を切って死んでしまう。自殺か他殺か判然としないなか、また事件が起きる。
というストーリー。
ドラマ「新参者」で阿部寛が加賀役だというのを知っているので、小説の加賀の脳内イメージが阿部寛だった。
読んでる間、ずっと阿部寛が頭の中をうろうろしてた。
久しぶりにがガッツリ推理小説で、面白かった。
鍵になりそうな部分は図とかあったりして、それもワクワクする。
最後がまさに「卒業」という感じでした。
悲しい卒業ですね…。
ワタクシ的名言
「もし祥子に何か悩みがあって、それを君や波香が知っていたとしたら、彼女は自殺などしなかったと思う。悩みというのは、人に知ってもらうことにやって低減するという性質をもっているからな。」
「そのあたりが難しいところだ。話せるということは心にどこか余裕がある証拠でね、真の悩みというものは人には話せないものさ。この場合は友情も無力だ。」
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