ありがたすぎるメッセージ
昨夜、友人が私宛てのメッセージを転送してくれた。
それは、数日前にnoteのアカウントを削除してしまったフォロワーさんからのもの。
noteはアカウントがないとメッセージを書き込めない。私に直接連絡する方法がないからと、同じくnoteを書いている友人のインスタを探し出し、メッセージをことづけてくれた。
というのも、私が彼女のことを語った記事に、消す前の彼女のnoteにメッセージを残したこと、それを読むことなく彼女がいなくなったことを書いてしまったためだ。
彼女のnoteに残したメッセージは彼女に宛てたものであるが、同時に私の未練を断ち切るものでもあった。読まれない可能性があることも承知で書いたもの。
それなのに、読まなかったことで私を傷つけてしまったのではとお詫びの言葉があった。
彼女がアカウントを削除した翌日から、記事を公開するたびにnoteユーザーからではないスキが一つついていた。
連絡は取れないけれど、心当たりは彼女しかいない。きっと読んでくれているのだろうと思っていた。
それだけで有り難かったのに。
なのにもう、、、
どんだけ優しいの…!!
私なら、きっとできない。
大好きなフォロワーさんでも、直接連絡する手段が見つからなければ諦めると思う。
SNSはそんなものだと、どこかで思っていた。
私の記事を頼りに友人のnoteに行き着いて、そこからさらにインスタに行ってメッセージを送るまでに、どれほど悩んだことだろう。
とても優しくて思慮深い人だから、きっと友人に対しても申し訳なく思っただろうし、やっぱり送るのをやめようと、途中で何度も画面を閉じたのではないか。
彼女には彼女の生活があり、事情がある。
ほんの少しnoteでやり取りしただけの私のことなど、構っている余裕なんてないはずだし、元はといえば彼女が負担に思うような言葉を書いてしまった私の責任だ。
それでも、届けてくれたのだ。
ご自身の負担を顧みず、厄介な連絡方法を厭わず、私の心を案じてくれた。
その優しさが大好きだった。
noteの世界からいなくなっても、彼女は私が惹かれた彼女のままだった。
ずっと言葉にしようか悩んでいたことがある。
私に限っての話なので異論は承知しているが、私は、フォロワーさんの数が数字に見えたらnoteの辞めどきだと思っている。
もちろんnoteの用途は人それぞれだから、営業のためにフォロワーを増やす人がいてもいい。どんな使い方をしても、公式のルールに則っていれば何も問題はない。
けれど私は、ただの数字としてフォロワーさんが増えていくことに、何の魅力も感じない。
今回のやり取りの中で、それを確信した。
「最近更新していないあの人はどうしているだろうか」
「この人は毎日更新が続いていて、励まされるなぁ」
「あの人は次にどんな面白いことを教えてくれるのだろうか」
「最近テンション落ちてるな、大丈夫かな」
そうやって、数字の奥に「人」を感じられなくなったら、私にとってはnoteを続ける意味がない。
今後フォロワーさんが桁違いに増えれば(ないと思うが)全員同じようには無理だとは思う。
けれど、自分がフォローした人のアイコンを見れば、その人が思い浮かぶ自分でありたい。
いやもちろん、書くネタがなくなって強制退場の未来も常にチラついてはいる。そっちのほうが近未来で、リアリティがありすぎてこわい。
最初は、ただ自分の言葉を乗っける白い器でしかなかったnote。
私の記事を通りがかりに読んで下さる方や、フォロワーの方が、その器に色を塗り、言葉を入れ、少しずつかけがえのないものに変えていく。
noteを始めるまでは、こんなにも人の心が溢れる世界がネットの中にあるなんて知らなかった。
けれど深層心理で私がnoteに求めていたのは、優しさや温もりを交換し合うことだったのかもしれない。
そう気づかせてくれる人に、早いうちに巡り会えて本当によかった。
以下は、その彼女に宛てたメッセージとして使わせていただきたい。
桜に似た花の名前のあなたへ
メッセージをありがとうございました!
お気を揉ませてしまい、申し訳ありません。
メッセージは、もうすぐいなくなってしまうあなたへの未練や、自分の気持ちを押し付けてしまうような駄文でしたので、むしろお目汚しにならなくてよかったです(笑)
タイトルを忘れてしまったのですが「手を合わせることの意味」を書かれていた記事に、「どうかご自身が書かれた言葉を残しておいてください。きっと未来のあなたを助けてくれると思います」みたいなことを書いたのですが、noteの記事は残していらっしゃいますか?
あなたのnoteは温かい言葉が溢れていて、読むと優しい気持ちになれました。慌てて読まざるを得なくなった自分を呪います。
だから、ご自身が記したたくさんの言葉を大切にしてください。それだけ伝われば十分です。
また、いつも読みに来てくださってありがとうございます。アイコンのないハート、ちゃんと届いています。毎日嬉しくて、とても励みになっています。
もし、今後も私のことを構って下さるのでしたら、下記添付の写真のところから直接連絡が取れるはずです。
クリエイターページ下部にある「クリエイターへのお問い合せ」というところをクリックすればいいのだと…できなかったらごめんなさい!
また、これを機にミンネとXのアカウントを連携したので、もしもお問合せができなかった場合、ご都合のいい入り口からお願い致します。
私のトップページに「ストア」という項目があるので、そこからミンネにつながります。
(ただ、ミンネとXは、ほったらかしで全然動きのないものなので、気づくのが遅くなるかもしれません)
あなたがnoteを離れても、私はずっとあなたのフォロワーでいたいです。
もし何かありましたら、お気軽にメッセージしてくださいね。
あなたのような心の豊かな方に見つけていただいて、私は本当に幸運です。
どうかその温もりを、他の人に分け与えるだけでなく、ご自身を労わることにも使ってください。
ありがとうございました。
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