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眠レナイ…。

深夜に書いた「つぶやき」は、別に寝呆けていたわけではなく…。

こんな夢を見た。

金沢から電車に乗った。
電車?
ディーゼルカーだったから「汽車」って呼ぶべきなのかなぁ? 機関車?

南行きのつもりだったが、終着は高岡だった。
腕時計を見ると午前1時4分。車輌には私の他もう誰もいなくって、ホームのある右側のドアはもちろん、列車の前方も開いていたような気がする。酔っていたのかどうか。爆睡していたらしい私。慌ててホームに降り立つが、ホームも真っ暗で、どこに行って良いのか分からない。(「つげ義春の世界みたいだなぁ」って、夢の中で思った。)

果てしなく長いホームを、微かな灯りの方に手探りで歩く私。だのに、なぜかメガネをジャケットのポケットに入れていて、それじゃ私、0.1以下の視力しか無いのに…。

そんな私の顔を、今からが作業の時間帯になるのか、保線作業員の方に覗き込まれる。
(あ、ごめん。大丈夫だから。)

改札のある1番ホームに行くために跨線橋を渡ろうとすると、これが「バリアフリー」からは相当程遠いもので、川の上流域のように、ひと抱えはありそうな石が敷かれている。「ごろた浜」って感じか。上りの階段の最後の一段は1mくらいのコンクリートの段差になっていて、両手を付いてよじ登らなければ登ることができない。

改札のある1番ホームも同じように大きな石の階段なのだが、ここで初めて他の客と出会い、若いお母さんと幼い男の子とが、石をぴょんぴょんと跳ぶようにして下りていく。

私はえっちらおっちら、及び腰で手や尻を突きながら階段を下りていくと、ちょうど反対方向からの列車が1番線に入って来て(これは「電車」? サンダーバードかなぁ? よく分からないけれど「ロマンスカー」的な印象。)、こんな時間なのに満員で、みんなまだ元気に起きている。目が合ったおばさまは笑顔でプレミアルモルツを飲んでらっしゃる。

改札に行くと、どこから集まったのか、結構な数のお客さんがいて、駅員さんが忙しそうに対応してらっしゃる。

「この先に国民宿舎がありますから、宿を取ってない方はそちらの方に行ってください。」
「このあと、改札を出たところでは、『ちぎりキャベツ』をやってますけど、ビックリしないでください。」

(ちぎりキャベツ…?)
と思っていると、法被を着た駅員(?)が、キャベツをちぎって投げている。愛想もない表情で。しかも、かなりフェイントをかけながら。しれっと。つまり、「みんなが取れるように」なんて配慮などまったく無い感じで。私は、結局受け取ることはできなかった。

諦めて駅前の町に入るが、国民宿舎はすでに見付けられず、遠くに見えた「カプセルホテル」の赤いネオンの看板も見失ってしまう。
そばにいた人たちの人数もいつの間にか少なくなって、心細くなった辺りで目が覚めて時計を見ると、午前1時6分だった。

 *** *** *** *** ***

高知に行こうかと思ったが、「雨だ」「激しく降る」などというので、止めた。大丈夫なような気もするんだけれど、帰ってこられないのも困るし…。
富山(利賀村)に(今日から2泊で♪)芝居を観に行こうかとも思ったのだが、聞いてみると、すでにチケットの取れない公演も多く、これも諦めた。仕事も山のようにあるし、大人しく働こうと思う。

明日はもじゃ(カウンセラー)のところに行くことにした。別に話すこともないんだけれど。その後、神戸で、やりたくない「マル秘」の仕事。

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旅には出なかったけれど、予定通り午後から夏休み。
先月分の新聞代を払いに行く。