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テリーギリアムのドン・キホーテ(2018年)【ボクハ映画感想ガ、スキスギテ映画感想ニナッテシマッタノデス オワリ】

テリーギリアムと言えば「未来世紀ブラジル」で有名なカルト映画監督。
カルト映画とは何か。
一部のマニアに熱狂的に受けるニッチな、そして通常の名作などとは異なる異様な魅力をもった作品のことを指します。
超展開であることも大きな特徴です。
要するに想像を絶するストーリーです。
これの結末を予言できる人はヤバいです。
そんな人と知り合ったことを後悔しても遅いでしょう。

デビッドリンチ、ナイトシャマラン、テリーギリアム、ヴィムベンダース、
リドリースコット、キューブリックも?、アレックスプロヤス、
テレンスマリック、
私がパッと思いつくのはこの辺りでしょうか? 北野武も?

そんなテリーギリアム監督が
10年くらい前に初めて投げ出し気味になっていたのをついに完成させた、
というので視聴したことがあります。

結論からいうとよくわからなかったです。
うん、カルト映画だ。
だがなんとなく印象はある。
まあまあその印象も私にとっては深いものではなかったけど、
きっと刺さる人にはものすごく刺さるんだろうと思う。

「ブラジル」ほど○○○エンドじゃなかったけど、
まあ原作のドン・キホーテにしてからが決してハッピーエンドというわけではない。むしろドン・キホーテはオープンエンド。
見る側によって作品の結末が変わるような作品の走りだ。
あれは、どういうエンディングと評したらいんだろうか?

現実と妄想がごっちゃになって、
どちらが本当でどちらが演出なのかわからなくなっていく。
微妙に第4の壁を破ってきて、
観客たちも事実と妄想のどちらかの世界に組み込んでいこうとする。
そのテクニックはすごい。あらん限りの技術を使っている感覚がする。

他の人の感想を聞くとそれはテリーギリアム本人の写し絵であるともいう。
確かに10年以上もひとつの映画に苦戦してれば、自分が映画監督ではなく作中の人物と区別付かなくなってきてもおかしくない。
実際、この映画の主人公は映画監督という設定だ。
そしてドン・キホーテも、自分のことを騎士と思い込んだ男の物語である。

誰もが信じてくれなくても、かまわない。
俺は、映画監督なんだ!

この映画が心に刺さった人の感想が読みたいのです。
誰か、教えてください。

以下、ネタバレ付き解説。


#映画感想文 #カルト映画 #ドン・キホーテ #第4の壁 #テリーギリアム


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