手作り猫じゃらし耐久テスト14日目&ポンちゃまの避妊手術(5)

手作り猫じゃらしのテストは、間を抜いて14日目に飛ぶ。ここまで、猫じゃらしを使ってきて大きな変化がなかったからというのが大きい。意外にも、素人工作ながら必要十分な強度は保てている。素材の羽根のほうが、やや、やわな印象があり、羽軸がすぐに曲がってしまったり、後日には折れて取れたりというのがあった。羽根のチョイスは重要そうである。

そしてこの日の動画には、ついにもう一匹の猫、チャコさまが登場する。私が連日、羽根じゃらしでポンちゃまをじゃらしているので、興味に負けたようで、常日頃引っ込んでいるカーテン裏から姿を現した。

チャコさまは、猫に対しては優しいが、人間に対しては塩対応な子である。保護された子猫当時の話も聞いたが、兄妹の中で唯一、じゃらし遊びに反応しなかったそうだ。それほどまでに周囲への関心の持ち方が独特な子なのだが、猫じゃらしに反応するまでに性格が変わってきた。動画を見てもらうと、日頃、じゃれ慣れていないので、ぎこちないチャコさまの様子が見て取れると思う。

チャコさまをじゃらしていて、あることに気が付く。ポンちゃまは猫じゃらしの「横の動き」に反応がいいのだが、チャコさまは反応が悪い。そこで、「縦の動き」を試す。すると、なかなか良い反応へと変化した。じゃらしの振り方、反応の仕方にも、猫の個性があるのだなぁと痛感。

そして、この手作り猫じゃらしは、16日目までテストを続け、羽根が数本折れて取れ、しゃぶられてボロボロになってきたので、テスト運用を終了した。羽根の強度に起因する破壊はあったが、工作の強度による破壊はなかったので、今後もこの路線で手作り猫じゃらしを作っていこうと思う。すでに数本制作しているし、実際にじゃれさせている動画素材もあるが、きちんとした動画として編集、アップし紹介するのは今後はスポット的になる。

そして、ふたつめの話題、ポンちゃまの避妊手術の続きである。前回はソフトケージに移動するまでを書いた。その後のソフトケージでの静養、二日目、三日目…狭いケージなのだがおとなしいものである。ポンちゃまとチャコさまの「実家」である保護猫カフェから聞いたところだと、猫はオンオフができる動物なのだと。ケージの中ではスイッチオフ。ケージから出されればスイッチオンで遊び倒す。ポンちゃまはまさしくその通りとも言える対応で、ソフトケージの中では常にオフになっているようだった。

食欲は安定している。よく食べる。よく出す。そしてポンちゃまの特筆すべきところは、傷口を舐めないのである。術後服を着せたら、コロンコロン転がってしまったので脱がせたのは前回書いた。術後の傷口の縫い方は埋没法で、溶ける糸で縫い、縫い目が外側に出ていないので、ケージで過ごす分には、術後服もエリザベスカラーもいらないだろうと言われていた。なので、そのどちらもつけなかったのだが、そうは言っても傷口をやたらと舐められては心配材料である。ポンちゃまはその意味では全く心配いらずで、傷口も綺麗に治っていった。

四日目。だいぶ元気そうなので、ちょっと外に出してみようか?となった。出たら出たで見事にスイッチオンである。術後五日目にして、遊び倒す。同居のチャコさまともつれて遊ぶ。走り回る。心配になるほどであったが、一応傷口に異常がないことを確認して出してはいる。そしてソフトケージは片付けられ、いつもの二階建てケージに戻った。そのケージの二階にも安定して飛び上がれるまでに回復していた。

世の中はまだコロナ禍で自粛期間中のことだ。術後一週間を目処に、本来なら、傷口の確認に動物病院に連れて行く。しかしコロナ禍のもと、今回は電話で様子を聞かせてください、埋没法なので抜糸もないですし、ということになっていた。しかし、である。ポンちゃまが通常生活に戻ってからの暴れっぷりがなかなかで、相変わらず傷口を舐めないとはいえ、心配になってきてしまった。そこで動物病院に電話を入れ、結局実際に診療してもらうことに。そこから先のエピソードは次に譲る。

サポートしてくださると猫のゴハン代になり、猫じゃらしの素材代になります。趣旨に賛同できる方はお願いできれば幸いです。