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愛犬との別れ

#愛犬との別れ #愛犬 #死別 #グリーフケア #犬の死

昨年の夏、11年買っていた愛犬が死にました。
子供同然、いやそれ以上に可愛がっていて、いつも一緒だった愛犬との別れはこの上なく悲しかったけど、反面、心残りが余りありません。
何故かと考えてみると、一言で言うと十分愛し切った思えるからかな。
亡くなる数年前から、犬の一般的な寿命を考えるとこの子と一緒の時間が限られていると実感するようになってから、少なくとも一日に一回は、多い時は日に何度でも、二人きりの時に愛でながら、

「生まれてきてくれてありがとうね。
うちの子になってくれてありがとうね。
くる(犬の愛称)のこと大好きだからね。
世界で一番大事だからね。
ありがとうね。」

と呪文のように語りかけていました。
そんな言葉をどれだけ理解してくれたのかはわかりませんが、少なくともこちらの愛情は伝わったような気がして。
もちろん、自分の自己満足であることはわかっていますが、それでも、自分の愛情は伝え切ったと思います。

これって人間も同じだよね。
生きてる間にもっと愛情や感謝を伝えておけば、いや、今この瞬間にも伝えれば、いざ別れの時に「もっと伝えていればよかったなぁ・・・」と思うことはないんだろう。
ないんだろうと頭ではわかっていても、人間にはやはり照れ臭くてなかなか言えないよね。
くるは言葉を話さないから言えたけど・・・
出来たら伝えたいけど、伝えられないと思うので、この場を借りて

「母ちゃん、お父ちゃんと出会ってくれてありがとうね。
お父ちゃんなんかの奥さんになってくれてありがとうね。
母ちゃんの陰で、母ちゃんと一緒の人生で、本当に幸せでした。
良い人生でした。
ずっとそう思っていたよ。
本当にありがとうね。」

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