オンラインという新しい場の特性

週末、いくつかのオンラインイベントを梯子したのは、ここ2日書いた通り。

これ、ぜんぶ家から繋がってるんだぜ……。空間の制限が完全に吹っ飛んでいる。

いやホント面白い時代になりました。

実はわたしたちも、11月につくばコーヒーフェスディバルをオンラインで開催するので、勉強になる。

いろいろ参加してみて、オンラインイベントや講座の、盛り上がりや成功のための鍵は、姿の見えない、集まっている人々の心をどう纏めて盛り上げるか、だと思いました。

また、逆も然りで、参加する側にあたっての楽しむコツは、いかに自分の心をその「場」に寄せて、盛り上げるかということになります。

参加者が、「私はここにいるのだ」という明確な意志をもって自分の心に魔法をかけてくれるだけの魅力と仕掛けを、開催側は心掛けないといけない。

来場者が一見目に見えないからこそ、場の吸引力がすごく問われるのだと、今から気が引き締まります。

オンラインって、実際のリアル開催に比べて、それに望む姿勢がかなり緩いので、不特定多数向け配信だと特に、つまらないと簡単に切られてしまう。

接続自体はお手軽で容易でも、見えない「心」を結びつけておくのが、すごく難しい。

おそらく、イベント自体や、運営スタッフに対してのファンとか、愛着とか、そういう要素がかなり大事になってくるように思います。

タロットをする時と似ているなと感じていて、あれは、わたしとお客さん2人で「この場で引かれるカードは意味があり、語られる言葉には力がある」という魔法をかけているのです。だからこそ、本当にそのようになる。

魔術的な言い方をすれば、「場を設定する」ということになります。

空に印を描いて、魔術的に仰々しくやる事もできますが、それは気持ちをそこに持っていくためのリチュアル(儀式)に過ぎず、本質は意識を動かす事です。

今までリアルな場、リアルな集まりがなんとなく醸成してくれていたそれを、心の力のみでやる、というのは、おそらくMP(マジックポイント)を食うんだと思うんですよね。

世の中が慣れるまで、もう少し時間が必要でしょう。

きっとコロナがある程度収まっても、この流れ自体は基本止まらないと思うので、みんなで試行錯誤、ですね。

わたしたちも頑張ろう。


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