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僕が嫁ちゃんを食わせていくことになった経緯について

何を当たり前のことをいっているんだろうか…
と、思われるかもしれませんが、これは僕が奥さんから我が家の台所をお預かりする事になったことを思い出しながら書いてみる話。

●嫁ちゃんは頑張っていた。

良くある話かもですが…
少し年下の嫁ちゃんは、結婚当初自分の思い浮かべた理想の奥様になろうと、張り切っていたのです。
お互い仕事を持っているのに家事を完璧にこなそうとしていました。
もけおさんは座っていて!
それはわたしがやるから、さわらなくて良いよ!
僕も忙しい仕事をしていたこともあって、張り切る嫁ちゃんの言う通りにしていました。
部屋は綺麗に維持され、食事も用意される。
そんな生活は僕にとってとても快適だったんですね。

●すこしずつ、少しずつ壊れていくバランス

結婚する前は友人とルームシェアだったのです。もけお。
その頃の僕の部屋は、決して誉められた部屋ではなくて、家事のスキルなんて、ないに等しい有り様でした。
…だから、その大変さに気がつくのが遅くなったんでしょうね。
嫁ちゃんが仕事に、家事『やらなきゃいけないこと』を大切にするがあまりに、いっぱいいっぱいになっていっていた事に気が付くのが遅れました。
ある日。ある頃。
食事は外食かコンビニ、部屋のなかはお世辞にも綺麗な整った部屋とは言えない状態に。
二人とも仕事が忙しいからしょうがないねー。って言うのが口癖のように、なっていました。
たまった洗濯物の山にその日着ていた服をのせた僕に、ため息をついて、嫁ちゃんが爆発しました。

●『理想』にはなれない

モウジブンガイヤダー。
すっかりネガティブモンスターになる嫁ちゃん。
できないこと、できるはずだったことが出来ないということは彼女にとって、とても辛いことだったんですね。
自分の思い描く女性像になれないということにひどくダメージを受けていることに気がついたように思います。
同時期、仕事も悩んでいた様子でした。

●でもそれで良いってことに

もう十分に大人と呼んで良い年齢だったのですが。
毎日のように表れるネガティブモンスター。
毎日たっぷり帰宅から寝るまでの間、ネガティブワードの雨が降り続けるように…

僕も、気がつくとネガティブを否定する様になっていて。日々口論や喧嘩に発展する事が多くなって行きます。

ある日は嫁ちゃんの言葉を否定して喧嘩に。
ある日は愚痴は聞きたくないといったことで、険悪なまま就寝に。

子供のいない夫婦です。
お互いしかいない空間の中、きっと嫁ちゃんは息苦しい思いをしていたんだと思います。

ふと口から出たんです。
『ご飯作るよ』

●一緒に家で夕食を。

2年が過ぎました。外食なら何でも大好きな週4外食の我が家でしたが、今はほぼ毎日自宅でご飯をしています。
台所は僕の城になりました。

写真は昨日の晩御飯。
・茄子の揚げ浸し
・みたらしカボチャモチ
・アスパラと豚コマ炒め物
・アイヌネギの醤油漬け
・キムチ

嫁ちゃんは少し食べたりない+晩酌へ以降したので
ちょっとサービスで晩酌セット

ビール(と我が家では呼ばれている発泡酒)を2本飲み、何てことないことを話して、かわいく大笑いして。

●自粛ライフにも。

今は外食したくても行きにくいタイミングかもですね。
この記事を読んでくださった、皆様。
特に男性で奥様を大事にしている皆さん。

仕事の時間が減っていたら、少し家族に時間を使ってみてください。
良いことありますよ。

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