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青くて痛いのは

2020年公開された住野よる原作「青くて痛くて脆い」をAmazonプライムで拝見しました。ラストで泣けました。それで詩を書いてみたくなりました。本はこれから拝読致します。今がマイブームです・・・。

青くて痛いのは
自分の気持ちに気付かない振りをして
傷つきたくなかったから


それでも
自分の気持ちに蓋をすることができなくて
ずっと心の中に抱いていた思いは
熱量を帯び
光が掘進するかのように
それた方向へと注がれた


自分の気持ちに正直になったつもりだったけど
それは相手に理解されるはずもなく
誰も傷つけたくなかったのに
傷つけてしまった
一番大切な人



間違っていたこと、弱かったことを伝えるため
僕は「その時もう一度、ちゃんと傷つけ」
(作品から抜粋)


平気なふりして
素直になれなかったから
遠回りして傷つけ合ってしまった
それでも僕は
もう一度やり直したいんだ


君に気持ちを伝えることができたら
「なりたい自分」にようやく
なれる気がする




男女の仲に限らず、期せずして人を傷つけてしまった後悔のようなものは、誰の心の奥にもあるのかもしれません。「謝る」ことがいつもベストであるとは限りません。時間が必要な場合もあります。自分の思いだけでなく相手の思いも想像してみることが大切なのかもしれません。


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