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あの時 ❷

君と私はどこか似ていて
でも性格は正反対で
かみ合わなくて
いつもぎくしゃくしていた

お互いに想っているのに
傷つけ合うばかりで

2人のゆく先に光が見えるのか
わからなかった

だから
「もう会わない」と告げた

君はひどく哀しそうな目をして
「うん」とだけ答えた

自分で発した言葉に縛られて
とうとう会えぬまま 
遠くへ逝ってしまった君に



もう一度 会いたい