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学び合い授業スキルアップ研究会より★⑥R5.2.13

「学び合い授業スキルアップ研究会」とは

東京学芸大学附属大泉小学校 教諭 神保勇児先生が主催する「1%の努力でできる算数の授業スキル」などについてオンラインで学び合う教育関係の方向けの研究会です。
毎月第2、第4日曜日午前9時より午前10時半
参加者 教育関係の方随時加入可 
現在オープンチャット310人  会員700人

学びの場.com「教育つれづれ日誌」
神保勇児先生のコラムより 
「大小関係を問う」

1%の努力で子供たちの思考をより深めるための授業改善につながるスキルです。解決したい課題がある際に、いきなり核心に踏み込むのではなく、その周辺にある状況を確認することは、算数だけでなく日常生活にとっても大切なのかもしれませんね。ぜひ、皆さんもクリックして覗いてみて下さいね。
当研究会では、神保先生のコラムに挙がっているトピックを扱う回もあります。興味がある方は下のバナーから御入会頂くことができます。一緒に学んでみませんか?

研究会での様子より  
今回は神保先生のワークショップの様子をお伝えします
校内研修を運営されている研修主任の先生方にとって、会の流れはとても参考になりますよ(^^)

【見えてるものを見落として】
講師 東京学芸大学附属大泉小学校 
教諭    神保勇児先生

ワークショップの導入時に間違い探しをしました。

「見ているようでも見落としているものがある」という気付きを参加者に体験して頂く構成になっていて「なるほど!校内研修に生かせそう」と思いました。(私の心の声 by 松下)

「見えているようで見落としていた経験は?」
「どのように見落とさないようにしているか?」

参加者の皆さんからは、「見落とした経験」よりも「どのように見落とさないようにしているか?」という工夫を聞かせて頂くことができ、日頃から意識して「見落としを防いでいる様子」が伝わってきました。^_^

生活指導編
参加者より
・書き取りなどの○つけの際に「違和感」ある字を探すようにしている。
・朝の健康観察で呼名をしながら、児童の様子を確認している。
・生徒指導の基準が同じになるよう指導を合わせるようにしている。
授業編
参加者より
・名前プレートを活用して、指名ができるだけ均一になるようにしている。
・オンライン参加の児童がいる際に、教室にいる児童の様子とオンライン参加の児童の様子の双方を確認する必要があったため、全員タブレットPCを使用して同じ画面で意見が確認できるようにした。
・オンライン授業の際には、もう一台PCを使用して黒板や全景を映すようにした。

神保先生より
授業をする際には、一箇所にとどまらず教室の中を歩きながら児童の様子を見とるようにしている。その中で児童の様子から「同じ意見の子を探してごらん」「○○さんに説明してごらん」など声掛けをしながら、理解が進んでいる児童と、考え中の児童が交流し、ちょうど「生卵をかきまぜるイメージ」でどの児童も理解が深まっていくように心掛けている。(黄身と白身が混じり合って黄色になるように)
また、しぐさを見ながら、「首をかしげたり」「まゆげが八の字になったり」している児童に注目をして意見を聞くなどしている。
「子ども発信の授業」にするため、教師が先に喋らずに遅れて発言することが大切。
オンラインで授業をする際には、自分が話をしている時に、話しながらコメント欄に目を通すようにしている。

(話しながらzoomコメント欄に目を通して次は誰に振ろうかと考えたりしたことありますか?
焦ってしまって思った以上に難しいですよね😅💦by松下)

会の最後に、下記のような問題を解きながら「見えているはずなんだけど、見落としていること」について算数的にアプローチをしました。

解き方
Bの面積の半分をAの面積の半分にあてはめて、長方形の面積の4分の1と、円の面積の8分の1が等しくなるということに気付くと、長方形の面積が分かります。見えているけど、気付かないと見えないことってありますね?
6×6×3.14÷8×4=56.52


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★1%の努力でできるスキルを紹介★『学び合い授業スキルアップ研究会』

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↑最後は私のnoteの記事です。😊