私と私のチャリン娘と。4話
私が今住んでいるマンションからは「山」が見える。
それが決め手でこのマンションを借りたんだけど、
何でか?それは「スケッチが出来るから」なんだよ。
私の趣味は絵を描く事。
特に風景画。
風景には四季があるから、いつも見てて飽きない。
「あ〜、スケッチ行きたいなぁ。」
以前は良く山の方までマウンテンバイクで行って、スケッチをしていたもんだが…
「ママチャリではな〜」
はぁ〜、っとため息を付く。
私の部屋の中はシンプルな物だ。
必要最低限の物しかない。
そう、わたしは「ミニマリスト」。
無駄を憎み、シンプルをこよなく愛す。
その上、物持ちが良い!
高校生の時の服を今でも着たりするし。
お金にセコい訳じゃないよ?
必要な分だけにしか使わないだけ!
「もっと、オシャレしなよ〜」ってよく言われるけど、物が増えるのが嫌だから、最低限のオシャレしかしない。
ファッションセンスがないわけではないよ!しないだけだからね!
友達(少ないけど)に誘われたら、遊びに行ったりもするし、お洋服も(たまに)買ったりもしますからね!
本当にセコい訳じゃないよ?
「まっ、今日は近くの公園にしましょうかね?」
昼食を食べながら、午後の予定を立てる。
食べ終わった後、少し休憩をしてからキャンバスとおまけでもらったトマトを持って部屋を出る。
「ほ〜、カゴがあるって、本当に楽だよね〜」
チャリン娘に乗って、近くの公園に…
公園には、散歩に来ているお年寄りや遊びに来ている家族。鳩に餌をあげる人とか、色んな人がいる。
私は木陰で絵を描く準備をした。
「チャリン娘」は日向ぼっこ。
私は公園そのものの存在感を描こうと悪戦苦闘…
しばらく時間が過ぎて
さて、帰ろうか。
サドルに手を掛けて
「熱っつ!」
でも、痔にはいいかも?
え?私、痔じゃないよ?
今日は、穏やかな休日をチャリン娘と過ごしました。
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