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共通テスト対策 新科目「情報Ⅰ」 情基2022(第3問)

 第3問は、本来選択問題ですが、共通テストの情報Ⅰの科目の対策としては、必答の問題と考えてください。その代わり、第4問は、見なくて良いです。得点は、35点と第2問と同じです。

【問1】

あみだくじを作るプログラムの問題です。プログラムと言っても、処理手順は、与えられるので、書かれているとおりに作業するだけです。もっとも、与えられた説明文は、少し癖があり、読み難いです。それは、我慢しましょう。

一見難しそうなプログラムですが、文字を表示するプログラムと考えればよいです。その文字が、「┃」「┃━」「━┃」の3種類だということです。そして、「一つの行にはちょうど1本だけ横棒がある」と制限があります。

それでは、問1を考えましょう。

縦線の本数:tate
横線の位置:Yokosen
横線の本数:yoko

変数は、先頭が大文字なら配列になります。実際には、意識しなくても、例が載っているので、大丈夫でしょう。

ただ、Yokosen[1]の表現に慣れておいてください。また、配列がどこから始まるのか、つまり、0スタートか、1スタートか、などの細かな事は、考えないでください。指示通り、見て行くだけです。

「Yokosenn[y]がxであること」が、「上からy番目の横線が左からx番目の縦線とx+1番目の縦線を結ぶこと」を表すと説明があります。

わざわざ「x番目」と「x+1番目」と2つの場所を示していますが、これは、問題の説明を複雑にして、わかり難くするためです。

「x番目」が「┃━」が入っているということだけです。そして、その次は、「━┃」の文字が入ることが決定しています。

また、1行には、横線が1カ所だけと言うことを意識しておいてください。

図1(共通テストより引用)

 3つの文字「┃」「┃━」「━┃」を「〇」「左」「右」に置き換えると、図1は、
「〇左右」
「左右〇」
「〇左右」
「左右〇」
と同じです。
つまり、縦の列は、3列で、4行あるということです。
従って、tate=3で、yoko=4となります。
そして、配列Yokosen[ ]は、左の文字の位置の事なので、上から、2,1,2,1となり、Yokosen[3]=2,Yokosen[4]=1になります。

ア、イ、ウの答えは、3,2、1です。

次に、図2のプログラムを見て行きます。

共通テストより、引用

ポイントは、新しい変数x、yの意味をしっかりと把握するということです。
説明では、「yを1からyokoまで」となっているので、yは、行を表します。
次に、「x←1」とあり、「x≦tate」とあるので、「xを1からtateまで、1ずつ増やしながら」と同じことだということになります。ここも、わざとわかり難い表現を使っています。

そして、tateは、列のことです。

したがって、「┃━」を表示するのは、「Yokosen[y]」がxと一致するときです。したがって、エの答えは、「Yokosen[y]=x」の④になります。

次に、オですが、「xを1からtateまで、1ずつ増やしながら」を思い出してください。つまり、「x←x+1」が必要になります。そして、「┃━」「━┃」の2文字表示したので、2文字分増やす必要があります。従って、②の「x←x+2」が正解です。

【問2】

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