スピッツ全楽曲 私の好きな歌詞③
前回の続きです。
2023年までに発売された楽曲について、まとめているので、
今後も追記していきます。
2010～
「ビギナー」
同じこと叫ぶ 理想家の覚悟 つまずいた後のすり傷の痛み
「探検隊」
心をひとつにし ザラつく星に触われ
果ての果てを目ざせ
「シロクマ」
ちょっと遠い景色 簡単ではないけど
ビンの底の方に 残った力で
「恋する凡人」
これ以上は歌詞にできない
「つぐみ」
「愛してる」それだけじゃ 足りないけど 言わなくちゃ
優しくて 憎らしくて それのために僕はここに在る
「新月」
それでも僕は 逆らっていける 新しいバイオロジー
変わってみせよう 孤独を食べて 開拓者に 開拓者に
「花の写真」
いつかは終わりが来ることも 認めたくないけどわかってる
大げさにはしゃいでいても 鼻がツンとくる
「幻のドラゴン」
君に夢中で泣きたい ゆらゆら空を渡る
「TRABANT」
曇り空を突き抜けて 君と旅に出たい
まだ前書きの物語 崩れそうな背景を染めていけ
「聞かせてよ」
聞かせてよ 君の声で 僕は変わるから
新しい甘い言葉で 愚かになりたい
「えにし」
美しい世界に 嫌われるとしても
それでいいよ 君に出会えて良かった
「若葉」
暖めるための 火を絶やさないように
大事な物まで 燃やすところだった
「どんどどん」
青とピンクの 音に酔いましょう
ヘンな挨拶かわしたよ 薄く切った食パンで感謝状
「君は太陽」
理想の世界じゃないけど 大丈夫そうなんで
「リコリス」
いきなり現れ 外した口笛 その笑顔はリコリス味
「ラクガキ王国」
教科書のスミっこの ラクガキが
強大な 王国になりました
「三日月ロック その3」
抜け出したい気持ちなら 桜が咲くたび現れる
わかってくれるかな？ 君なら
「夕焼け」
言葉でハッキリ言えない感じ 具体的に
「好き」では表現しきれない 溢れるほど
「まもるさん」
どんな役まわりも いただけるなら
疲れ果てるまで 演じてみるかな
「テクテク」
かけらだって構わない 確実に
ここにあった それだけでいい
「シャララ」
薄めず 呑みこめ
色気の無い中から 色気を見つけたいはずなのに
「オケラ」
短かめにバット持って 期待裏切って
エグすぎるスライダー 打ち返す
「未来コオロギ」
時の流れ方も 弱さの意味も違う
でも最後に決めるのは さっきまで泣いていた君
「小さな生き物」
負けないよ 僕は生き物で 守りたい生き物を
抱きしめて ぬくもりを分けた 小さな星のすみっこ
「りありてぃ」
まるで見えないダークサイド それも含めて愛してる
「ランプ」
街にあふれる歌 誰かを探してる
くだらないって言いながら 同じだなぁ
「オパビニア」
巡りあいはただ あくびもらったあとの
両目閉じる感じの ヘタなウィンクからどれくらい？
「さらさら」
遠く知らない街から 手紙が届くような
ときめきを作れたらなあ
「野生のポルカ」
飛びまわりたい 武蔵野の空を
さよなら僕の 抜け殻達よ
「エンドロールには早すぎる」
エンドロールには早すぎる 君のくしゃみが聞きたいよ
意外なオチに賭けている
「遠吠えシャッフル」
居場所があんのかわかんねぇ
美しすぎるクニには
シカトされても はぐらかされても
茶碗で飲みほすカフェラテ
「スワン」
森が深すぎて 時々不安になる
指で穴あけたら そこにはまだ世界があるかな？
「潮騒ちゃん」
団体行動だったんで 周りの言葉にまどわされ
ばってん もう やめたったい こげなことから
「僕はきっと旅に出る」
小さな雲のすき間に ひとつだけ星が光る
たぶんそれは叶うよ 願い続けてれば
愚かだろうか？ 想像じゃなくなるそん時まで
「エスペランサ」
幸せのかたち いびつなタイプ
つねられたくて 憎まれ口を
危ないゾーンまで 届けちゃいました
「醒めない」
まだまだ醒めない アタマん中で ロック大陸の物語が
最初ガーンとなったあのメモリーに 今も温められてる
「みなと」
すれ違う微笑たち 己もああなればなれると信じてた
朝焼けがちゃちな二人を染めてた あくびして走り出す
「子グマ！子グマ！」
半分こにした 白い熱い中華まん 頬張る顔が好き
「コメット」
すりむいた胸の奥に 痛みはあるけれど
可愛らしい戯言に 救われた
「ナサケモノ」
本能でさらに強く 伝えたい気持ちがある
それを恋というなら 情けない獣さ
「グリーン」
唾吐いて みんなが大好きなもの 好きになれなかった
可哀想かい？
でも悩みの時代を経て 久しぶりの自由だ
「SJ」
夢のかけらは もう拾わない これからは 僕が作り出すから
「ハチの針」
だから邪魔をしたいんだったら勝手にやっとけ
しかし僕らにゃ通じないその類のマインドゲーム
「モニャモニャ」
モニャモニャは撫でるとあったかい
この部屋ごと 気ままに逃げたい
「ガラクタ」
粟 稗 コーリャン 対象外のオーラ
「ヒビスクス」
「恐れるな 大丈夫 もう 恐れるな」
武器も全部捨てて一人 着地した
「ブチ」
しょってきた劣等感その使い方間違えんな
空見上げれば南に鶴が千羽
「雪風」
君は生きてく 壊れそうでも
愚かな言葉を 誇れるように
「こんにちは」
嬉しくなると 涙がホロリ
反逆者のままで 愛を語るのだ
「ヘビーメロウ」
優しい被支配 痛みも同時に感じる
OKなカン違い 続けたらついに真実
「歌ウサギ」
今歌うのさ フタが閉まらなくて
溢れそうだよ タマシイ色の水 君と海になる
「1987→」
それは今も続いてる 泥にまみれても
美しすぎる君の ハートを汚してる
「悪役」
悪役になる覚悟はある 果実に手が届くなら
矢面に立つ覚悟もある HAPPYな終わりキメるまで
「見っけ」
再会へ！生ぬるい運命を破りたい
未来をひっかいて
「優しいあの子」
怖がりで言いそびれた ありがとうの一言と
日なたでまた会えるなら 丸い大空の色を
優しいあの子にも教えたい ルルル…
「ありがとさん」
君と過ごした日々は やや短いかもしれないが
どんなに美しい宝より 貴いと言える
「ラジオデイズ」
新しくなっても 痛みを越えても
大人になっても 君を求めている
「花と虫」
終わりのない青さは 終わりがある青さで
気づかないフリしながら 後ろは振り返らずに
「ブービー」
暗闇にも 目が慣れるはず 弱さでもいい 優しき心
薄着の心 消さないほのほ
「快速」
強く強く もう無いはずの力で強く
ギュギュっとしてる想像でひらけた
「YM71D」
言霊を信じれば 開けるでしょ
王様は裸です！と 叫びたい夜
「はぐれ狼」
冬になっても 君を信じたい まどろみの果てに見た朝焼け
「まがった僕のしっぽ」
優秀で清潔な地図に
禁じ手の絵を描ききって 楽しげに果てたい
「初夏の日」
でも君がいるってことで 自分の位置もわかる
光に近づこうと 泳ぎつづける
「ヤマブキ」
あれはヤマブキ 続くよ独自のロードムービー
陳腐とけなされても 突き破っていけ
「ブランケット」
色のある明日 もしも来るのなら
定めを外れて 落ちていこう
「猫ちぐら」
寂しいけれどさよならじゃない
望み叶うパラレルな世界へ
願わくば優しい景色描き加えていこう
「353号線のうた」
きのうよりはずかしくても
僕らのうたは止まらない
「死にもの狂いのカゲロウを見ていた」
死にもの狂いのカゲロウを見ていた
時間のリボンにハサミを入れた
ひとりじゃ生きてけない
「祈りはきっと」
祈りはきっと届くと思う まだ道が続いてる
昨日記した戯言 蝶になり羽ばたくだろう
「アケホノ」
アケホノに誓いましょう この気持ちはもうなんなの？
上書きされる初恋の定義
「i-o(修理のうた)」
何度故障しても直せるからと 微笑みわけてくれた
どんな答えなら良いのか解らず 戸惑うのもまた楽しくて
今も僕は温かい
「跳べ」
不気味が徐々に可愛さへと
化け猫でもいいよ 君ならば
「大好物」
君の大好きな物なら 僕も多分明日には好き
そんなこと言う自分に 笑えてくる
「美しい鰭」
流れるまんま 流されたら
出し抜こうか 美しい鰭で
離される時も見失わず 君を想えるように
「さびしくなかった」
さびしくなかった 君に会うまでは
生まれ変わる これほどまで容易く
「オバケのロックバンド」
少しでも微笑みこぼれたら
そのしずくで俺生きていける
忙しけりゃ忘れてもいいから
気が向いたならまたここで会おう
「手鞠」
定められたストーリーにも 外側があるのかも
悪い夢溶かすよ
「未来未来」
広がるよ 未来未来
意志で切り拓いてみたい 時代時代
「紫の夜を越えて」
従わず得られるならば砂の風に逆らい
再び生まれたいありがちで特別な夜
「Sandie」
洒落てる仮面も 投げ捨てたけれど
ぎこちない顔陽に晒して歌ってられるんです
「ときめきpart1」
だけど恋して 後悔は少しもない 光を感じた
「讃歌」
二人だけの 小さい笑いすら
今は言える 永遠だと
「めぐりめぐって」
守ってきた捻くれもちらりのぞかせて
フリーハンドでめぐり逢えた
終わりに
近年、特に「猫ちぐら」以降は、
"君への"想いをストレートに描く歌詞が増えたと思う。
永遠、定めを壊す、逆らう、抗う etc… 力強さを感じるフレーズも。
このnoteを書くにあたって、改めて歌詞を読み返し、
更に、スピッツへの、マサムネさんの書く歌詞へのスキが増した。
自分はここが好き、同じところが好き！ などなど
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