スピッツ全楽曲 私の好きな歌詞①

メジャーデビュー後、発表された全楽曲から
一節(に収まっていないところもあります)、好きな歌詞を選びました。
感想も説明も一切なく、ただただ、紹介するだけです。
収録されているアルバムの
(デビュー以降に)発売された年代ごとにしました。

1991~1999

「ニノウデの世界」

ああ君の  そのニノウデに
寂しく意地悪なきのうを見てた

収録アルバム「スピッツ」

「海とピンク」

毒入りのケーキのカケラ

収録アルバム「スピッツ」

「ビー玉」

タマシイころがせ
チィパ チィパ チィパチィパ

収録アルバム「スピッツ」

「五千光年の夢」

すべてが嘘だったとわかった
お弁当持ってくれば良かった

収録アルバム「スピッツ」

「月に帰る」

ほどけた  裸の糸で
めぐり逢えたみたいだね

収録アルバム「スピッツ」

「テレビ」

カボチャとナスは仲良しか
それもいいや  だって

収録アルバム「スピッツ」

「タンポポ」

何かが解かっても何にも変わらない
立ったまま心はしゃがみこんで泣いていた

収録アルバム「スピッツ」

「死神の岬へ」

歳老いたノラ犬を見た
ガードレールのキズを見た
消えていく街灯を見た
いくつもの抜け道を見た

収録アルバム「スピッツ」

「トンビ飛べなかった」

独りぼっちになった  寂しい夜  大安売り

収録アルバム「スピッツ」

「夏の魔物」

古いアパートのベランダに立ち
僕を見おろして少し笑った
なまぬるい風にたなびく白いシーツ

収録アルバム「スピッツ」

「うめぼし」

穴のあいた長ぐつで水たまりふんづけて
涙が出るほど笑いころげたい

収録アルバム「スピッツ」

「ヒバリのこころ」

顔じゅういっぱい僕に微笑んでよ
風に飛ばされるまで気まぐれな蝶

収録アルバム「スピッツ」

「ウサギのバイク」

脈拍のおかしなリズム
喜びにあふれながら  ほら

収録アルバム「名前をつけてやる」

「日曜日」

色白  女神のなぐさめのうたよりも
ホラ吹きカラスの話に魅かれたから

収録アルバム「名前をつけてやる」

「名前をつけてやる」

名前をつけてやる  本気で考えちゃった
誰よりも立派で  誰よりもバカみたいな

収録アルバム「名前をつけてやる」

「鈴虫を飼う」

油で黒ずんだ  舗道に  へばりついたガムのように
慣らされていく日々にだらしなく笑う俺もいて

収録アルバム「名前をつけてやる」

「ミーコとギター」

憧れるだけで憧れになれなかった
手垢まみれのギターと今日も

収録アルバム「名前をつけてやる」

「プール」

孤りを忘れた世界に  水しぶきはね上げて

収録アルバム「名前をつけてやる」

「胸に咲いた黄色い花」

このまま僕のそばにいてずっと
もう消えないでね
乾いて枯れかかった僕の胸に

収録アルバム「名前をつけてやる」

「待ちあわせ」

シャボン玉の中でぬくもり確かめた  震え押さえながら
飾りのない恋  ドロドロの

収録アルバム「名前をつけてやる」

「あわ」

すぐにショーユのシミも落ちたよ  ほら
びっくり大笑い

収録アルバム「名前をつけてやる」

「恋のうた」

きのうよりも  あしたよりも
今の君が恋しいから

収録アルバム「名前をつけてやる」

「魔女旅に出る」

歪んだ鏡の向うに
忘れてた道がある
さあ  まだらの靴を捨てて

収録アルバム「名前をつけてやる」

「魔法」

胸の谷間からあふれ出た歌は
果てしない闇を切り開く魔法

収録アルバム「オーロラになれなかった人のために」

「田舎の生活」

あの日のたわごと 銀の箱につめて
さよなら  さよなら  ネガの街は続く

収録アルバム「オーロラになれなかった人のために」

「ナイフ」

蜜柑色の満月が膨らむ午後6時に
シルバーのビートルを見かけたんだ20号で
今度こそ何かいいことがきっとあるだろう

収録アルバム「オーロラになれなかった人のために」

「海ねこ」

明日になれば僕らもこの世界も
消え失せているのかもしれないしね

今日  一日だけでいい
僕と二人で笑っていて

収録アルバム「オーロラになれなかった人のために」

「涙」

だけど君はもう気づきはじめるだろう
変わりゆく景色に

収録アルバム「オーロラになれなかった人のために」

「惑星のかけら」

骨の髄まで愛してよ  僕に傷ついてよ

収録アルバム「惑星のかけら」

「ハニーハニー」

ハニーハニー  月灯かり浴びて踊ろうよ
罪の花をばらまきながら

収録アルバム「惑星のかけら」

「僕の天使マリ」

僕の心のブドウ酒を  毒になる前に吸い出しておくれよ

収録アルバム「惑星のかけら」

「オーバードライブ」

ちゃっかり楽しもうよ  闇のルールで消される前に

収録アルバム「惑星のかけら」

「アパート」

そう  恋をしてたのは  僕のほうだよ  枯れていく花は置き去りにして

収録アルバム「惑星のかけら」

「シュラフ」

ダークブルーの世界からこぼれた
不思議のシュラフで運ばれて

収録アルバム「惑星のかけら」

「白い炎」

ひからびかけたメビウスの惑星で
行き場のないエナジー

収録アルバム「惑星のかけら」

「波のり」

迎えに行くから  どうか待ってて僕のこと仔犬みたいに
ユラユラと  カモメ気分さ  晴れた日の波のりは愉快だな

収録アルバム「惑星のかけら」

「日なたの窓に憧れて」

切ない空に浮かべていたのさ  かげろうみたいな二人の姿を

収録アルバム「惑星のかけら」

「ローランダー、空へ」

「白い翼  白いパナマ帽  渚の風を身体にまとう
夢を見たのさ」

収録アルバム「惑星のかけら」

「クリスピー」

最上級のクズよりも  シーモンキー眺めてた

収録アルバム「Crispy!」

「夏が終わる」

濡れた髪が  白いシャツ  はずむように  たたいてた

収録アルバム「Crispy!」

「裸のままで」

小さなズレさえ許されない掟なのに  めぐり会えたよ

収録アルバム「Crispy!」

「君が思い出になる前に」

追い求めた影も光も  消え去り今はただ
君の耳と鼻の形が  愛しい

収録アルバム「Crispy!」

「ドルフィン・ラヴ」

トカゲのしっぽ  まだまだ死ねない

収録アルバム「Crispy!」

「夢じゃない」

同じリズムで揺れてたブランコで
あくびしそうな
君を見つめていた  君を見つめていた

収録アルバム「Crispy!」

「君だけを」

大人になった哀しみを見失いそうで怖い

収録アルバム「Crispy!」

「タイムトラベラー」

時代のすき間へと  つながるたそがれに
鳥居を抜ければ  そこはまぶしい過去の国

収録アルバム「Crispy!」

「多摩川」

風の旅人に  憧れた心よ
水面の妖精は  遠い日々の幻

収録アルバム「Crispy!」

「黒い翼」

黒い翼で  もっと気高く
無限の空へ  落ちてゆけ

収録アルバム「Crispy!」

「たまご」

はじめて感じた宇宙・タマシイの事実

収録アルバム「空の飛び方」

「スパイダー」

さびしい僕に火をつけてしらんぷり  ハート型のライター

収録アルバム「空の飛び方」

「空も飛べるはず」

幼い微熱を下げられないまま  神様の影を恐れて

収録アルバム「空の飛び方」

「迷子の兵隊」

逃げ込むのはいつも細胞の中

収録アルバム「空の飛び方」

「恋は夕暮れ」

恋は迷わずに  飲む不幸の薬
恋はささやかな  悪魔への祈り

収録アルバム「空の飛び方」

「不死身のビーナス」

最低の君を忘れない
おもちゃの指輪もはずさない

収録アルバム「空の飛び方」

「ラズベリー」

もっと覗きこんで  もっと潜りこんで
ねじれた味のラズベリー

収録アルバム「空の飛び方」

「ヘチマの花」

恥じらうようにたたずむ花咲かせる日まで
さよなら言わない  何があっても

収録アルバム「空の飛び方」

「ベビーフェイス」

隠し事のすべてに声を与えたら
ざらついた優しさに気づくはずだよ

収録アルバム「空の飛び方」

「青い車」

永遠に続くような  掟に飽きたら
シャツを着替えて出かけよう

収録アルバム「空の飛び方」

「サンシャイン」

すりガラスの窓を  あけた時に
よみがえる埃の粒たちを  動かずに見ていたい

収録アルバム「空の飛び方」

「ハチミツ」

珍しい宝石が  拾えないなら
二人のかけらで  間に合わせてしまえ

収録アルバム「ハチミツ」

「涙がキラリ☆」

本当はちょっと触りたい  南風やって来い

収録アルバム「ハチミツ」

「歩き出せ、クローバー」

戦闘機よりも  あからさまな
君の声  優しいエナジー

収録アルバム「ハチミツ」

「ルナルナ」

瞳のアナーキーねじれ出す時  君がいる

収録アルバム「ハチミツ」

「愛のことば」

くだらない話で  安らげる僕らは
その愚かさこそが  何よりも宝もの

収録アルバム「ハチミツ」

「トンガリ'95」

青い猫目のビームで  突き刺すような
君は今  誰よりも
とがっている  とがっている

収録アルバム「ハチミツ」

「あじさい通り」

でも  あの娘だけは  光の粒を
ちょっとわけてくれた  明日の窓で

収録アルバム「ハチミツ」

「ロビンソン」

同じセリフ  同じ時  思わず口にするような
ありふれたこの魔法で  つくり上げたよ

収録アルバム「ハチミツ」

「Y」

風に揺れる麦  優しい日の思い出  かみしめながら

収録アルバム「ハチミツ」

「グラスホッパー」

桃の香りがして幸せ過ぎる窓から  投げ捨てたハイヒール

収録アルバム「ハチミツ」

「君と暮らせたら」

可愛い歳月を  君と暮らせたら

収録アルバム「ハチミツ」

「花泥棒」

ああ  夢で会う時は  すごくいいのにさ!

収録アルバム「インディゴ地平線」

「初恋クレイジー」

見慣れたはずの街並も  ド派手に映す愚か者
君のせいで大きくなった未来

収録アルバム「インディゴ地平線」

「インディゴ地平線」

逆風に向かい  手を広げて
壊れてみよう  僕達は希望のクズだから

収録アルバム「インディゴ地平線」

「渚」

水になって  ずっと流れるよ
行きついたその場所が  最期だとしても

収録アルバム「インディゴ地平線」

「ハヤテ」

気まぐれ君はキュートなハヤテ

収録アルバム「インディゴ地平線」

「ナナへの気持ち」

憎たらしい笑顔  よく分からぬ手ぶり
君と生きて行くことを決めた

収録アルバム「インディゴ地平線」

「虹を越えて」

すぐ届きそうな熱よりも
わずかな自由で飛ぶよ  虹を越えて

収録アルバム「インディゴ地平線」

「バニーガール」

恋は恋は  何故かわがままに
光のシャワーを  闇に向けた

収録アルバム「インディゴ地平線」

「ほうき星」

今  彗星  はかない闇の心に  そっと火をつける

収録アルバム「インディゴ地平線」

「マフラーマン」

流された毒さえも  甘い味がする
安上がりな幸でも  今なら死ねる

収録アルバム「インディゴ地平線」

「夕陽が笑う、君も笑う」

夕陽が笑う  君も笑うから  明日を見る
勝手に決めた  リズムに合わせて歩いていこう

収録アルバム「インディゴ地平線」

「チェリー」

きっと  想像した以上に  騒がしい未来が僕を待ってる

収録アルバム「インディゴ地平線」

「エトランゼ」

目を閉じてすぐ  浮かび上がる人
ウミガメの頃  すれ違っただけの

収録アルバム「フェイクファー」

「センチメンタル」

君を知りたい  そんなセンチメンタル・デイ
忘れたふりの  すべてを捧げる  春の華

収録アルバム「フェイクファー」

「冷たい頬」

さよなら僕の  かわいいシロツメクサと
手帳の隅で  眠り続けるストーリー

収録アルバム「フェイクファー」

「運命の人」

アイニージュー  あえて  無料のユートピアも
汚れた靴で  通り過ぎるのさ

収録アルバム「フェイクファー」

「仲良し」

雨上がりの切れ間から  差し込む陽の光たち  街を洗う

収録アルバム「フェイクファー」

「楓」

瞬きするほど長い季節が来て
呼び合う名前がこだまし始める
聴こえる?

収録アルバム「フェイクファー」

「スーパーノヴァ」

愛すべきものは  あのスーパーノヴァ
ひとつ残らず燃やそうよ

収録アルバム「フェイクファー」

「ただ春を待つ」

ただ春を待つのは  哀しくも楽しく
見え隠れ夢の夢  あなたにも届いたなら

収録アルバム「フェイクファー」

「謝々!」

終わることだと無いのだと  強く思い込んでれば
誰かのせいにしなくても  どうにかやっていけます

収録アルバム「フェイクファー」

「ウィリー」

電話もクルマも知らない眠れないならいっそ朝まで
大きな夜と踊り明かそう

収録アルバム「フェイクファー」

「スカーレット」

喜び  悲しみ  心ゆがめても
寒がりな  二人を  暖めて
無邪気のままの熱で

収録アルバム「フェイクファー」

「フェイクファー」

分かち合う物は  何も無いけど
恋のよろこびにあふれてる

収録アルバム「フェイクファー」

「流れ星」

君の心の中に棲むムカデにかみつかれた日
ひからびかけていた僕の  明日が見えた気がした

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」

「愛のしるし」

嬉し泣きの宝物
何でもありそうな国で  ただひとつ

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」

「スピカ」

割れものは手に持って  運べばいいでしょう

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」

「旅人」

ぐったり疲れた  だからどうしたこのままじゃ
ひっそり死ぬまで  空を食ってくだけの道

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」

「俺のすべて」

消えかけたキズ  かきむしるほど  おろかな恋に溺れたら

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」

「猫になりたい」

猫になりたい  言葉ははかない  消えないようにキズつけてあげるよ

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」

「心の底から」

天使のパワーで  悪魔のパワーで
取り戻せ  ありふれたストーリー

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」

「マーメイド」

すくすく育てばいつかは食べられる
ぼやけたフルーツの夢

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」

「コスモス」

鮮やかなさよなら  永遠のさよなら

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」

「野生のチューリップ」

夜空にいつも星が見えない
ポケットに破れた地図をつめ込んで

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」

「鳥になって」

モグラになって  モグラになって
僕にしのびこんで
ここにしのびこんで

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」

「おっぱい」

もうこれ以上の
生きることの喜びなんか要らない
あしたもここで君と会えたらいいな

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」

「トゲトゲの木」

お日様苦笑いで
ちょうどいいね
洗濯物も乾きそうだね

収録アルバム「花鳥風月」・「花鳥風月+」


続く→→→→→

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