「冬に聴きたいスピッツ」20選 part1
私の「冬に聴きたいスピッツ」を20曲選びました。
10曲の予定だったのに、収まり切らなくなってしまって…
冬の曲、少ないかなって思っていたけど、意外とありました。
長いので、前編・後編に。
12月から2月、月日の経過をイメージした曲順です。
01.「はぐれ狼」
「見っけ」は、冬の空気を感じるアルバム。アートワークも含めて。
"冬になっても 君を信じたい" だから、正確に言うと冬ではなく、
たぶん、季節でいったら秋の曲かと思うけど、
乾いた、渋いサウンドから、冬っぽさを感じる。
ちなみに、狼は冬の季語。(天狼は、オリオン座のこと)
02.「Holiday」
やさスピを観て、さらに冬を感じるように。
もしかしたら、"朝焼け"=冬のイメージなのかも。
ストーカーソングといわれている「Holiday」
"朝焼けの風に吹かれて あてもないのに
君を探そう このまま夕暮れまで" 寒い中、探していると思うとね…
03.「SJ」
重厚なロックバラード。30/50のアンコールで、聴いた思い出。
"当たり前に近く さわれた法則も 迷わずに帰るための 小さい道標も
今宵の暖炉にくべて" 揺るぎない決意のような強さを感じるフレーズ。
ところで、SJとは、どういう意味なんだろう。マサムネさんは、
(知ったら)がっかりされるって言っていたけど、気になるな~
04.「ブランケット」
「エスペランサ」と同じく、ボーナストラックで
未だライブで披露なし。いつか生で聴ける日が来るだろうか。
バンドサウンド、この刻む感じがカッコいい。
ひねくれた歪さを抱えながらも
君を包みたい、癒したいと想う、その優しさが胸に沁みる。
05.「インディゴ地平線」
ビデオクリップの印象も強いかもしれないな。
曲や歌詞からも、感じる冬の美しさ。
儚いというよりもたくましく、淡麗だけど濃醇(日本酒っぽい表現だけど)
アルバム全体を彩る、青のコントラスト。
「インディゴ地平線」は、冬の濃いブルー。青空の下で聴きたくなる。
06.「君だけを」
テツヤさん曰く、メタルのバラードというように、
サウンドだけでなく、歌詞にも重々しさがあるけれど、
マサムネさんの歌声が、その重さをまろやかに変えるよう。
猫ちぐらの夕べでの「君だけを」は、円熟した味わいがあって、
近年のライブパフォーマンスの中でも、特に印象深い。生で聴いてみたい!
07.「大好物」
きのう何食べた?が好きな人なら知ってると思うけど、
何食べにとって、とっても大切なのがクリスマス(冬)
"連れ出してくれたのは 冬の終わり"というフレーズを聴いていると、
エピソードが思い出される。ラザニアの美味しい香りが漂ってくる。
マサムネさんの歌声も、冬に聴きたくなるような温かみがある。
08.「エンドロールには早すぎる」
デビュー後としては唯一の、クリスマスソングだと思っている。
明確にそう歌っているフレーズはないけど、
"イルミネーションがにじんでく" などなど。
この曲を聴いていると、横浜の夜景が思い浮かぶ。
明るいディスコサウンドに、この切なさが合う不思議。
09.「紫の夜を越えて」
リリースは、2021年の3月25日(デビュー30周年を迎えた日)だけど、
news23のエンディング曲として発表されたのがクリスマス、
オンエアされたのが年明けだったから、冬のイメージがある。
2020年のクリスマスの夜、そのニュースを見て、
スピッツからの素敵なプレゼントだと喜んだ思い出。その印象が強い。
10.「みそか」
みそか=晦日というダジャレ的な選曲(笑)だけど、
"凍てつく 無情な風の中で"
"尖った山のむこうから 朝日が昇ればすぐに" ←初日の出っぽくない?
など、冬を感じるフレーズも。冬の冷たい空気の中、駆け出していく。
そんな熱さと高揚感が身体を芯からあたためる。
part2に続く。