それ以外の生き方は知らない！犯罪者と警察『ヒート』の話

今日の映画はこちら

こんな方に見てほしい

• 犯罪アクションものが好きな方

• 90年代の映画に興味がある方

• 緊迫感のある映画が好きな方

ロバートデニーロが警察、アルパチーノが犯罪者。激渋オジたちの存在感と迫力がはんぱない映画です。むしろ激渋オジしか活躍しない。目つきとか、表情とかがマジでそれぞれの方向に”熱”を持ってる感じ。リアルでヒリヒリした3時間弱です。
あと若かりし頃のナタリーポートマンも出てる。めっちゃカワイイ。

※ネタバレありです※

アルパチーノ演じるニールは頭の切れる犯罪者。人殺しとかではなくお金盗む系。彼は一緒に強盗するチームのリーダー格みたいな感じで、緻密に計画を練って、強盗事件を起こしてたと。

それを追うのがLAPDのロバートデニーロ演じるヴィンセント。（ロスってほんとに大変なとこなんだね。。。）ヴィンセントもかなり腕利きの警察官で、大物を捕まえた経験があるのはもちろん、一度狙ったらものすごい執念で追うことで知られてんのね。あれよ。ボッシュみたいな？？

おかげで家庭を省みないので3度の結婚。その結婚も破綻寸前みたいなそんな状況。まぁでも場所によるかもしれんけど警察なんか絶対大変でしょうよ。。。かなり理解ある人じゃないと一緒に生活できんわ。。。

ニールはある日、麻薬カルテルのマネーロンダしてるヴァンザントっていうやつが保有してる証券を奪うのね。ほんでそいつに証券の買い取り取引を持ち掛けるんやけど、取引には応じず殺されそうになります。
ここで第3の勢力ヴァンザントがニールと敵対。バチバチ。

ヴィンセントも捜査を進める中でニールと接触。このまじで普通のカフェみたいなところで周りに人もおるんやけどふっつーに雑談？身の上話？みたいなすんのよ、2人で。
でもお互い相手を探っているような、いつ拳銃出されてもおかしくないような。ほんま何ともいえん奇妙な雰囲気やったわ～～～～けどあの雰囲気が出せるのも2人だからだろうなと推察。見入ってしまった。

なんかニールもヴィンセントも方向は真逆なのになんか似てるように感じられたのは私だけ？もうこの生き方に身をささげてるというか。。その生き方をやめてしまうとどうすればいいかわからんとか。。。いや一途すぎじゃろうて。。。

最終的にニール一味は銀行強盗を決行。ヴィンセントたちもそれを阻止すべく出動。ここの銃撃戦はなかなか迫力あった。でも警察の人の服が心許なさすぎてしんじゃうしんじゃう！！って思ってしもた。

警察に動きがばれて銃撃戦になったのも、仲間のうち1人が裏切って情報を漏らしたからなんよね。それを仕向けたのがヴァンザントが寄越したウエイングローっていう男。その仲間はもうほぼ死にかけでその言葉をニールに遺して死んじゃいます。

ちなみにウエイングローは序盤でニールと一緒に強盗してたんやけどそのとき勝手に人質殺してニールに怒られて殺されそうになったところを逃げた男。逆恨みっすね。（ニール敵多いよ…）

んでニールたちも仲間が死んだりしてボロボロの状態やけどとりあえずうまく逃げおおせます。
ニールはすぐには行かずにまずヴァンザントを殺しに行きます。この辺サクサクしててなんというか。。。リアルやったわ。。。。
さらにウエイングローまで殺しに行きます。サクサクすぎたよ。。。

んで、ウエイングローが殺害されたという情報がヴィンセントに届いて、娘が自殺未遂して大変な状況やけど奥さんと話してニールを捕まえに行きます。
ここで行くのがやっぱこういう性分の男なのだなと。簡単には変えられんよなと。

で、ヴィンセントはニールを追って、最終的にはニールを撃ち殺します。

なんかやっぱ2人とも似てるなって思ったのがどっちも極限の状態で選択を迫られると、口では違うこと言ってても結局今まで選んできた生き方？というかやり方を選んでしまうんやなと。

ヴィンセントは娘が自殺未遂して奥さんも悲しくてって状況やのにニールの情報が入ったときここにいるよと言いつつも奥さんに大丈夫だから行ってって言われて捕まえに行くし。

ニールも恋人に、一緒に外国へ行こうと言いながらも追ってくるヴィンセントの姿を見た瞬間恋人捨てて1人で逃げるし。

この選択がいい悪いやなくて、ただそういうもんなのだなという感じがしました。やっぱ2人は似た者同士だったってことなんですかね。。。

ていうか主要人物の家族関係とかが割と深く見られた気がしてそういうとこも面白かった。

自分がこの年代に20歳とか30歳だったら絶対ニール派かヴィンセント派かで議論してると思う。
まじで2人ともかっこいい。かっこよすぎる。うーん。。。難しいけどヴィンセント派かな。。。。

ではでは👋