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あの頃より楽しい日々ってもう来ないのかなと思ったら涙が出た

最近めっきり老害化したため、休日は昔のゲームをやって昔の音楽を聴いている。

YouTubeであの頃の音楽を聴いていたら、関連動画からテニプリのキャラソンに辿り着いた。
多分何回かnoteにも書いているが、私は高校時代、テニプリの夢小説を書いていた。ちょうどそのころ日本でもツイッターが流行り始めていたので、テニプリ仲間を探すために #テニプリ好きな人と繋がりたい みたいなタグを使って色んな人と繋がり、夢小説サイトの相互リンクもした。(stk佐伯botとか、なるほど、Sundayじゃねえの!とか知ってる人いたらマジで仲間。TEAM友達)
そこで出会ったうちの1人とは、10年以上経った今でもSNSで繋がっているし、もちろんリアルでも何度も会った。「オフ会」とかそんなのにおさまらない、普通に「友達」という枠に入るくらいの関係性だ。

あと、その頃の私は本当に人に恵まれていて、ツイッターの中だけじゃなくて実際の高校生活の中でもそういう話に乗ってくれる友達がいた。
ツイッターもその子と一緒に登録し、まずはお互いをフォローした。で、土日部活が終わった後、2人の家のちょうど中間くらいにあるサイゼリアに集まって、適当にドリンクバー飲みながらテニプリの妄想を語り合ったんだよな。
当時よく語っていた妄想としては、キャラと自分が大人になって恋愛をするやつだった。私とその友人はバンドでメジャーデビューをして芸能人になり、プロテニスプレイヤーだったりなんかよくわからんけど経営者になっていたりするテニプリキャラとキラキラな恋愛を繰り広げまくるというものだった。
私たちはバンドの設定(事務所とかコンセプトとかデビュー曲はドラマの主題歌になるとか)まで細かく妄想し、「将来うちらのWikipediaが作られたらいいね!!」とか言ってクソみたいに爆笑していた。テニプリキャラはこの世に存在しないし、私も友人も音楽なんて全くやっていないのに、自分たちの未来はそうなると信じて疑わなかった。

なんか、すっごい楽しかった。
今日突然そのことを思い出して、マジで泣いた。
もう、あんなに楽しかった日々は来ないんだなって本気で思った。

それに自分は現実逃避が半端ない性格なので、「あの時本当にバンドを組んでいたらどうなっていただろう」とかすごく考えてしまった。
人生にタラればは存在しないのだが、やらなかったからこそ余計、「テニプリキャラとは恋愛できなくても、バンドは成功したのかもな」とか考えてしまった。バンドが成功していれば、30手前で実家暮らしで手取り20万以下で地方でしなしな生きていくことなんてなかったのにな。大金持ちになって、芸能人と恋愛して、テニプリの夢小説を書いていたことすらファンからは個性的だとちやほやされて生きていたのかもしれない。そんな、絶対にありえない未来を考えて、また泣いた。

なんか、友達が欲しい。そして将来のことなんか考えずに笑っていたい。
社会人になると友達を作ることって本当に難しい。ていうかほぼ無理。結婚するよりも友達を作る方が難しいまである。
それに、友達と昔みたいにバカ話しよう!とか思って集まっても、なんか結局「それぞれの人生の立場」みたいなものをちょっとだけ意識してしまいませんか。
この人、ダメ人間自虐みたいなのめっちゃしてるけど私より給料高いもんな、とか、この人、未だに自分はオタクで腐女子だみたいなこと言ってるけど既婚者だもんなとか、なんかそういうのを考えずにいられない。もう純粋に、テニプリキャラとの妄想を語ってゲハハハハ!!!!って笑ってはいられないんだ。

……………はあ、つらい。もうあの楽しかった日々は来ない。これから先、あれ以上楽しい日々なんて1日もないまま死んでいくのかな。

こんな大人になりたくなかった。たのしく生きていきたい。「あの頃」の最高を更新したい。結局人生が楽しいか楽しくないかって、金とか地位とかそんなものより自分の見方、感じ方なんだよな。
いつまでも過去にすがるのやめたい。あの時こうしておけば。とかもそうだし、あの頃の方が楽しかった。も最悪だ。このままだと30で老害になる。もうそろそろ自分という人生の楽しみ方分かるようになりたい。私は必死にもがいている。

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