発達障害のできなさをハックする!
はじめに
こんにちは!
Mojoで活動しています産業医の木村です。
6月も真ん中に入りましたね!みなさんお元気ですか。
毎年、この季節がすごく苦手、と言って相談に来られる方がいらっしゃいます。
突然の暑さと高湿度は人間にとっては大変なストレスになります。
なぜなら、体の体温調節や発汗のコントロールを担っているのは自律神経で、この自律神経をコントロールする事がなかなか、どうして難しいのです。そして、睡眠も自律神経によって制御されているのです。
パソコンがフリーズしたり、突然W I-FIが突然繋がらなくなって困った経験ってないですか?そんな時、一旦電源OFFにし、再起動して復旧を図りませんでしょうか。
人間の体もそうだと、私は考えています。
なんだか不調だな、という時には、自分の自律神経を一旦OFFにされる事をおすすめいたします。
例えば、有給を使って仕事を休む、とか、今日は一切家事はサボる、とか、好きな事に没入するなどなど。
これら全て、一旦自、律神経OFFモード。
再起動をかければ、また、元気に働けるようになると思いますよ!
さてさて、今回のテーマに参りましょう!!
発達障害とできなさ
今回は”「できない」のその先に!”ついて考えてみました。
発達障害の方はもちろんですが、このテーマは、多くの方にも通用することじゃないかなとも思います。
障害を抱えて苦しんでる人に、何の具体策もなく「頑張れ」といわれても、はてさて、何をどう頑張れば良いのか。わからない。
障害を抱えていなくても、トップダウンで突然に”これをやれ”と言われてもなかなか難しいですよね。
発達障害を持っていれば、尚更なのです。
そもそも、”当たり前のことができない”のです。
※私自身は、この当たり前という前提すら、疑いの目。。。
「あたりまえのことはできないのが前提」で、その先に何をすればいいの?
それがマネジメントをする上でも重要!
【工夫①】「やる理由」が書いてある
発達障害傾向のある方は「とりあえずやって」といわれるのがとても苦手だと思います。
例えば、例に出して悪いのですが、ADHDの長男の場合、丸暗記が全くダメで、何事もメタ的に理解しないと、行動できません。
さらに、「とりあえずやる」のハックだけを読んで一度はわかった気になっても、自分で応用できません。
やる理由、背景となる思想を知って自分の中で落とし込んでいかないと動けないのです。
ここは少し面倒かもしれませんが、なぜ”やる”のか、をお互いにアウトプットして、すり合わせをしておくとよろしいでしょう。
【工夫②】「イラスト」でひと目でわかる
できない事を文章にして送られても、スルーしてしまう特徴があります。
何が大切なのか、からっきし見えない。
そこで、イラストや図解にする事で理解度や優先度がグッと上がります。
その時に気をつけないといけない事は、
1ページ:1イラスト!!!
できる限りシンプル。
情報が多すぎると頭に入ってきまん。
でも、これって、私もそうなのですよね。SNSの情報が多すぎて。。。
結局、探そうとしていた情報にまで辿り着けない事が最近多発しています。
【工夫③】「具体的なグッズ」の導入
これは、本当におすすめします!!
特性のある人。
今までは悩み憂いて終わり。でしたが、先人たちがたくさんの便利グッズを発明して、不必要なカロリーをかけずに生き抜いていけるライフハックが世の中にはたくさんあります。
例えば。。
<大音量目覚まし>
朝はつらいです。
スマホのアラームが聞こえなかった、スヌーズをかけ忘れて二度寝して遅刻したという方もいるのではないでしょうか。
そこで「飛び起きるような大音量」のうるさい目覚まし時計はいかがでしょうか。
通常の目覚まし時計は60dBなのですが、80~100dBの目覚ましであれば飛び起きるように起きます。(ちなみに、80dBとは地下鉄の車内程度、100dBとは電車の通る時のガード下程度の大きさです。)
大音量目覚まし時計でおすすめは「セイコー(SEIKO)目覚まし時計ウルトラライデンNR441」です。
(アフィリじゃないですよ!)
アラーム音は100dB以上で、シチュエーションに合わせて音量も変えられます。スヌーズ機能もついているのでスマホで起きられない人におすすめです。
発達障害の人が「セイコー(SEIKO)目覚まし時計ウルトラライデンNR441」を使うメリットとして、以下のような点が挙げられます。
1)大音量のアラームで起床しやすくなる
大音量のアラームは起きざるを得ません。
さらに、音量を調節できるため、自分に合った音量で設定できます。
2)ひと目で時刻を確認しやすくなる
「セイコー(SEIKO)目覚まし時計ウルトラライデンNR441」は、大きな数字で時刻を表示するため、ひと目で時刻を確認することができます。また、バックライト機能も搭載されているため、暗い場所でも時刻を確認しやすくなります。
3)簡単に設定できる
シンプルなデザインで、簡単に設定できるため、ストレスなく使うことができます。
とにかく!
「セイコー(SEIKO)目覚まし時計ウルトラライデンNR441」はおススメです!飛び起きるような大音量ベル音の「目覚まし時計」!
覚えててください。
<スタンディングデスク>
スタンディングデスクも発達障害の強い味方になり得ます。
メリットは以下の通り。
1)運動不足解消につながる
2)集中力を維持しやすくなる
立ち上がったり座ったりすることで、血流が良くなり、脳に酸素や栄養が行き届くため、集中力を維持しやすくなります。
3)疲れやすい体を軽減することができる
発達障害の人は疲れやすい傾向があります。
スタンディングディスクは、長時間座りっぱなしでいるときに比べ、身体を動かしながら作業するため、筋肉の疲れを軽減することができます。
また、立っている時間が増えることで、体のポストウィンギング(立ったままの体の安定)も向上するため、疲れやすい体を改善することができます。
こんな感じで「スタンディングディスク」を使うことで、ADHDの人が運動不足解消や集中力の維持、疲れやすい体の軽減などに役立つはずです!
まとめ
今回のまとめです。
イシュー「できない”のその先に」が今回のテーマでした。
できるための工夫としては
1)やる理由が明確されていて納得感ある
2)イラストで図解されている
3)ガジェットをフル活用
いかがでしょうか。
Mojoの活動に少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。
夏に向けて、色々とイベントを考えていきたいと思っています。
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よろしくお願いいたします。
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