ASDの強みと仕事術
はじめに
こんにちは。mojoで一緒に活動している産業医の木村です。
皆様こんにちは。桜も満開になりましたね。
私ごとですが、今週、3番目の息子の次男の入学式です。
3人目にもなるとめでたいを通り越して、やっとの思い。。。です。
まだまだ手がかかりますが、発達障害の長男のおかげで培われたトラブルシューティングのおかげで、ほんのちょっとした事には全く驚かなくなった自分がいます(忘れ物や物が壊れる、先生からの呼び出し。。。などは日常茶飯事ですから)
経験は人を成長させてくれますね!
ASDの仕事術
さて今回は、前回までの【雑談】シリーズを少し休憩して、ASDの方の仕事術について考えてみました。
向いている仕事を分析するために、まずはASDの特性が、実際の生活にどのように影響するのかを確認しておきましょう。
ASDとは
ASD特性による仕事上でのこまりごと
このようなASDの特性により、仕事をする上では、以下のような「苦手」が見られることがあります。
これらの「苦手」があることから、ASDのある方は「人とのコミュニケーションに困難さを感じる」というケースが多くなります。私たちの仕事や日常生活において、人とのコミュニケーションをなくすことは現実的にはなかなかできません。
「特性による苦手なことが分かっているのに、生活する上で避けて通ることが難しい」というところに、ASDの特性による困難さの特徴が表れています。
ASDの特性の仕事における強み
一方で、ASDの脳の特性が仕事における強みとなって発揮されることもあります。
例えばイタリアの芸術家であるレオナルド・ダ・ヴィンチ。
一説によると彼もまたASDだったそうですが、特定のものごとに異常に執着したり、没頭したりするような人物だったと言われています。彼が興味を抱き没頭する領域は芸術にとどまらず、医学・建築・天文などさまざまな分野へと向けられました。それが芸術にも生かされ、後世に残るさまざまな作品を生み出すことへとつながりました。
このように、ASDの脳の特性が長所となって、
といった強みへと繋がるケースもあるのです。
では、このような強みを活かせる職種とは、いったいどういうものなのでしょうか。
次回は、特性を踏まえた上でどのような職業や業務を選べばいいのか、具体的な提案をしていきたいと思います。
セミナーのご依頼など随時お待ちしております。今後もmojoの活動の応援をどうぞよろしくお願いいたします。
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