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ロシアの軍事侵攻について考えたこと。


北京オリンピックが閉幕したと思ったら、ロシアは途端にウクライナに侵攻していきました。

勝手にウクライナ東部の地域の国家承認をして、ウクライナが軍事的脅威だと宣って、あたかも自衛であるかのような建前で侵略して行きました。

侵略戦争は自衛の名の下に行われるとよく言われますが、まさにそのモデルケースのような屁理屈でした。

アメリカやヨーロッパ諸国は、軍事的介入はしないようで、首都キエフが陥落するのも時間の問題のようです。

あまりにも暴力的なやり口に、私は、失望と苛立ちを感じています。

ただ、今回唯一救い?だったのが、ロシア国民の反応です。

これが北朝鮮あたりだったら、今回の軍事作戦、国民をあげてやんやの大応援、首都が陥落した日には大歓声が起こる映像が流れていたことでしょう。

しかし、報道を見る限り、ロシアの中では戦争反対を訴えるデモなどが起こっているようです。
拘束された人も多数に及んでいるようですが…

SNSでも、今回の軍事侵攻に異を唱えている在日のロシア人の方を目にしました。

ウクライナがお隣の国で、親戚や友人がいる人も多い。ロシア人の多くは親近感を持っていたことでしょう。元は同じ国でしたから…
だからこそ許せないという感情を持つ人が少なくなかったのだと思われます。

今回の件が外圧によって沈静化するのは極めて困難だと思います。
個人的にはNATOが絡んで戦火が拡大するのが回避されたのはやむを得ないし、最悪のシナリオを避けるものであったとも考えます。

反発する民意によってプーチン政権が転覆し、軍事侵攻が収まれば良いのに…そんなふうに思います。

しかし、先ほども書いたように、すでにプーチンは、軍事侵攻に反対する民意を封じ込めようとしています。
今後は、国内の締め付けも強くなるのでしょうか。

おそらくプーチンの狙いは、旧ソ連の事実上の復活でしょう。
またあの東西冷戦時代の緊迫した国際情勢と人権抑圧がやってくるのかと思うと、非常に憂鬱な気持ちになるのでした。

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