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【詩】草る

夜深く眠りから覚めて家の静けさに座り込む
信仰する過去がたった今まで見ていた夢と
同様にくるくる永遠と
一緒に浮かむ
電脳線の先で誰か草が死んだか捕まったかなど、魂の汗が塩からくなる
だけなのに
雷帝爆弾の熱が己の心臓から貴様ども草の魂を焦がした臭いが鼻について
デージーを貪り食べている

余計に腹が耗りだしたので、魚肉ソーセージ草にマヨネーズをつけて食べ草やがる

見つからぬは此処、処、心、どこどこ?

「つーくん。なんで負けるのをそんなに誤魔化すの?」甥に尋ねたら
「え、俺ごまかしてないよ」とのこと

俺↓✖️ 俺↑○

深夜三時を廻りました

戦災と震災ばかりがタネだと思うな
おまへの日常に比べれば
と、叫び草

ネバダの岩陰で砂に打たれる角蜥蜴が、静かな夜に月を見上げている
夜の月に照らされた、陸のない大海原
の畝りで座頭鯨が音もなく海面に顔を出す
群馬榛名の山の奥、沼から顔を出した蟇は更に暗い森の奥を見つめている
深夜美術館の彫刻が、静かな月に照らされながら責任を果たしている

この孤独だ!

あたま草がぼっとして参りましたので、眠り草に、することになります
語り草はもうありません

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