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【詩】私手帖

さえずる喉声を聴いて目覚め、最初の感情は陽射しが鬱陶しいという憎しみだった
夢の中では歌をステレオで聴いていた
知ってる港を知らない城のバルコン上から見下ろし
もう帰ることはないだろうと決意した
午前四時の冷気は確かめる必要のないものだった

先達よ 解も答もないことを叫喚せよ

わたしたちは都市が欲しい
 わたしたちは大地が欲しい
  わたしたちは青空が欲しい
   わたしたちは海原が欲しい
    わたしたちは山林が欲しい
と潜り続け わたしたちは悲惨な

詩 死 市 私 姿 志  刺


ぶっこわ  ぶっころ  ぶったお
   悲し    淋し    楽し



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