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【詩】貴様江

出来合の心を転がし続けてたどり着ける

思うなよ
数滴の痩せ我慢が零れて濡らした仕事場

おまえの都市が揺れるザマを見つめてみろ
荒挽きの血液で俺が歓ぶとでも思うのか
 
溜めこんだ含蓄タンクの中で一番を見せろ
明日を曲げて
明後日を破壊しろ
それすら叶わぬ
貴様の理解
驚愕すら見て取れぬのか
畏れを遺棄し
おれの顔をもう一度見ろ
どうだ
俺の名前を
お前にやる

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