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1本だけ現像してみた <週末自家現像>

大した話では無いのですが、今まで現像するときは一度に2本のフィルムを現像していました。これは、自分が持っているPETERSONの現像タンクが、2つのスパイラルリールが入るタイプだからです。これまで、1週間に1本ペースでフィルム2本を撮り切ったら現像するルーティンで過ごしていました。フィルムの種類毎に現像時間が異なることから、タンクに入れるフィルムは同じ種類である必要があります。しかし今回、間違って最初にILFORD HP5 PLUSを撮った後、KODAK Tri-Xで撮ってしまいました。そのため、1本づつ現像するか、もしくはILFORD HP5 PLUSとKODAK Tri-Xをさらに撮影してから現像することになります

考えた結果、初めて1本のフィルムだけを現像することにしました。その際、今までと異なる攪拌スタイルでやらなければなりません。2本の時の撹拌は、タンクの蓋を閉めてタンクごと上下逆さまにして、またもとに戻すという倒立撹拌方法でやっていました。これは、もっとも一般的な撹拌の方法だと思います。

しかし、今回は1本なので現像液の量は半分の300mlとなり、2本用のタンク内に作業溶液が満たされません。そのため、倒立撹拌だとかなり空気が混入するためあまり望ましくありません。そこで、回転棒を使った回転撹拌をトライしてみました。

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今回はILFORD HP5 PLUSとKODAK HC-110 希釈率Hなので、現像時間は11分です。最初の1分間は棒をつまんで左右に回転させる連続撹拌して、その後は1分毎に10秒間撹拌しました。少し手が疲れました。

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とりあえず、パッと見たところ、うまく現像できたようです。いつも最終コマは不完全です。これは何故なのでしょうか、、、

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回転撹拌で心配していた現像ムラもなく、ちゃんと仕上がりました。現像時間が11分と長かったのも良かったのでしょう。

さて、最近はLEICA MP 0.72ばかり使っていたので、久しぶりにLEITZ minolta CLとRollei 35Sを使いたいと思います。LEITZ minolta CLの電池をチェックしたら、空気亜鉛電池 MRB625が切れていました。やはり、空気亜鉛電池の寿命は短いですね、、、。

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改めて、LEICA MP 0.72とLEITZ minolta CLを持ち比べてみたら、やはりCLはコンパクトで軽いです。いや〜、いいカメラです。

カメラ:LEICA MP 0.72
レンズ:Voigtlander Nokton Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical II SC / Summicron-M 35mm F2 ASPH
フィルム:ILFORD HP5 PLUS
現像液:Kodak HC-110 希釈率H
停止液:水
定着液:TF-4 ARCHIVAL RAPID FIXER
水洗:水
水滴防止剤:Kodak Photo Flo 200
スキャナー:Plustek OpticFilm 8200i SE
スキャンソフト:SilverFast SE Plus 9

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