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水彩色鉛筆で写実的に猫を描く。

ふだんコミックイラスト系の絵を描くことが多いですが、
ときどき描きたくなる「リアルな絵」。

せっかく買った水彩色鉛筆を活かして、
モフモフのにゃんこを描いてみようと思い立ちました。
(当時2015年)

モフモフ。ポイント、モフモフ。


最初に描いたのは我が家の愛猫

写実画のテーマに猫を選ぶことは多い中
やっぱり久々の一発目はうちの子に決めた!!

当時実家で一緒に暮らしていた、縞三毛の茶々ちゃんです。
数年前にニャン生を終えて旅立ちました。
きゃっきゃらしていていつもゴキゲンなかわいいかわいい猫でした。

鉛筆で下書きをする

写真を見ながら鉛筆でサカサカ。
このとき筆圧を抑えめにして出来るだけ紙に凹凸をつくらないよう気をつけます。

ちなみに自分ちの猫なので立体的にとらえやすい。
ふだん撫で回したり撫で回したり撫で回したりしているフェイスやボディを愛をこめてえがいていきます。

毛の模様の濃い部分から塗っていってみるよ

明るい茶系をのせて

暗い茶と灰・黒

赤みも加えていきます。

色鉛筆の筆跡を活かし毛の流れに沿って短いタッチを重ねていく感じ。

おめめがいのち、おめめでいのち

にゃんこのあの透き通るような瞳を塗り塗り。

黃・桃・橙・黄緑と、明るめの色と灰を混ぜて彩度を落ち着かせています。

だいたい塗り終わりました

描いてる側の感覚では、水彩色鉛筆ではふつうの油性の色鉛筆とは色の乗り方や書き味は異なります。


とはいえ見た目は、ここまでだとthe・色鉛筆!


せっかくの水彩色鉛筆だし、たまには水で溶かしてみてもいいかなぁ〜
しかし今の毛の繊細な感じも捨てがたい………

後戻りができないアナログならではの迷いどころです。

水使ってみました

悩んだすえに水使用してみました。

ウオオオこれはこれでイイんでないか!!!!
筆跡を残して毛っぽくしたい部分と、ふんわりぼかしたい部分によって
箇所を選んで水を含んだ筆でちょいちょいっとなじませてみました。


さぁさぁ盛り上がってまいりました


2匹目、3匹目のにゃんこさん

街で見かけたにゃんこをパシャリしておいたのでそれを参考にサカサカ

白の面積が多いにゃんこはさくっと塗り終えられますが
満足感的にはもっと塗りこみたい欲もあり。


というわけで三匹目は黒いにゃんこさんを描いてみました。

猫の耳の独特の形が好きで、この角度だと際立つのでこだわってみました。

うん、良い耳。

色を濃くするためにいっぱい塗りこんだため、水で溶かした際に
だいぶ印象が変わりました。

塗料が多いとまた水で表現できる味が面白いですね〜〜!


完成品がこちら


明らかに自分ちの猫に熱が偏ってる水彩色鉛筆メイキングをこれで終えます。

猫かわいい。うちの子ぴかいちカワイイ。飼い主馬鹿万歳。


※今回の記事は2015年に描いた絵と当時の写真を使ったメイキングでした。

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