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在宅ワーク向けのコスパ良いワイヤレスイヤフォン「Anker Soundcore Liberty Air 2」買ってみた

コロナ禍でのイヤフォン需要の変化

オンライン〇〇の仕事が増えてきている昨今。直接人と会ったり集まったりするのが難しい現状、自宅での音響環境がこれまでより重要になってきました。

これまではあまりこだわりなく適当なイヤフォンを使っていたのですが、配信をしている時に外音から個人情報が漏れるのが怖いので、こちらの声だけを通すマイク付きイヤフォンがほしいなと。
あとは作業に集中したい時に周囲の人の「カチッ……カチッ……」みたいな作業音や咀嚼音が気になったり、日常で音に関するストレスや懸念が増えてきたので、それを解決するイヤフォンを探すことに。

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あとは、
・マスク着脱時にイヤフォンのケーブルが絡まるのが毎度ストレス
・ゲーミングヘッドフォンみたいなごついヘッドフォンも持ってましたが1時間ぐらいで首や頭が疲れてしまうので軽いやつがいい
・PC、スマホ、タブレット、スマートウォッチと音声コントロールするガジェットが増えて使い分けがダルいので、ワイヤレスで一括したい

という状況もあったので、これまで敬遠していたワイヤレスイヤフォンを導入してみることに。

ただ、以前に興味本位で秋葉原の電気屋で怪しい中華製の激安Bluetoothイヤフォンを買ってみたところ、まったく使い物にならなかったので、有線イヤフォンは安いやつでも死なないが、ワイヤレスイヤフォンは性能が低いとマジで地雷という体験がありました。
なおかつ自分がADHD気味で、イヤフォンはしょっちゅう紛失するもののひとつなので、自分にとってはサイクルの短い消耗品。
高価格帯のものを買うとなくした時のショックがでかそうなので、性能は良いがAirpods Proを落としたり誤って洗濯した時のつらみを考えると3万円オーバーのイヤフォンはなんだかなーと……(SNSでもなくしてる人の悲鳴がよく聴こえてきた)

で、いろいろ探した結果、Anker Soundcore Liberty Air 2がバランス良さそうだったのでポチってみました。

さっそく翌日に届いて、使い始めたのでレビューしてみます。

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良かったところ


・好みの音質にカスタマイズ可能
デフォルト設定だとちょっと高音が尖ってシャカシャカしている印象があったのですが、アプリの「プロフェッショナルイコライザー」機能で好みの音質を選べるので低音がしっかり響くやつにしたところかなり快適になりました。「へー、マニアックな機能だなあ」と最初は思ってましたが、意外と大事だわこれ……

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自分は「Cole M.G.N」が気に入りました

・ワイヤレス自体が超便利
この製品に限ったことはないですが、ワイヤレス便利。音楽を聴きながら料理したりトイレ行ったり家の中を自由に移動できるように。
イヤホンつけっぱなしで、音楽聞きながらメイクしたり着替えたりできるの予想以上に使い勝手が良いです。これまでずっとケーブルに縛られていたんだな……
語学の勉強してて外国語の音源をずっと聴きたい人とかは特に有効なのではと思います。単調な家事をしてる隙間時間で勉強できるので。

・バッテリ持ちがそこそこ良い&充電がスマート
イヤホンのバッテリーが貧弱だとかなりストレスなのですが、さすがはモバイルバッテリーで有名なAnker製品なだけあり、よく耐久してくれます。
付属のUSB-CのAirpods式の充電ケースも便利、箱に入れるだけで充電してくれるのはありがたい。

・それなりに遮音をしてくれる
後述しますが、通常使用時はいわゆるソフトウェアでのノイズキャンセリングではなく、あくまで物理的な外音遮断です。それでも普通のイヤフォンより外音は遮ってくれるのでストレスは減りました。
「同居人のテレカンやオンライン飲みの声がうるさい」「作業音が気になる」というトラブルが減るので、日常生活での「音」によるイライラは大分軽減されました。

残念だったところ

遮音性はそこそこ(普通のイヤフォンより良いぐらい)。いわゆる「ノイズキャンセリング機能」は通話時のみ。amazonの商品タイトルに「ノイズキャンセリング」って書いてあるの紛らわしい……🤔
Airpods Proのような「こっ……この静寂空間は一体……!?」という感じの最新技術による完璧なノイズキャンセリングは期待しないほうがいいです(ただ、それでもクリック音や騒音とかで気が散らなくなったので悪くはない)

・また、確かに通話時のノイズは遮断するんだけど、肝心のマイク音質がそんなに良くない気がする……。無線イヤフォン自体の限界を感じました。
そこそこ静かな場所でのテレカン時のマイク音質に関して言うと、Apple純正の有線イヤフォン(Apple製品買ったらついてくるやつ)の方が良いです。
ただ、ガヤガヤしてるところで歩きながらハンズフリーで会話できるのは便利。

・iPhoneとMacbookのBluetooth接続切り替えが少し手間です。スマホからPCに接続を切り替える時は、一度スマホのBluetooth接続を解除し、PC側で再度Bluetoothを接続するひと手間があります。

外観・着用の図

外観はものすごくオシャレとかではないですが可もなく不可もなく(Anker製品らしい)。なかなか高級感あって安っぽくないです。

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メーカー公式の写真が欧米人で、レビューも男性が多く、日本人女性の着用画像がネットにあまりなくて迷ってたので、お見苦しいですが自分のやつを失礼します。
日常的にデカいイヤリングを付けることが多いのでイヤフォンとぶつからないか気になってたのですが、無事に共存できました。
軟骨に引っ掛けるタイプのぶっといイヤカフとかはちょっとあやしい感じです(一応いけるけどギチギチして不自然な確度になる)

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無印「Airpods」の代替としては充分、「Airpods Pro」並の遮音性能は期待しないほうが良い

ということで「全て完璧ではないけど、全体的に性能が良くコスパの良いワイヤレスイヤフォン」という印象でした。日常生活での「音」に関連したイライラが緩和されました。ただAirpods Proの特徴である「完全なる無音」はつくりだせないので、そこんとこは認識しつつ買うのが良さそうです。
そもそもワイヤレスが自分の性格や生活に合うのかまず検証したい、という人への導入機には良さそう。

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あと音声通話に関しては、オンライン会議で使う分には意外とiPhoneやMacbook買った時に付属でついてくるEarpods(有線のApple純正イヤフォン)が地味に性能が良いことに気づきました。オンライン会議でヘッドセットとして使ってて全然ストレスない。
下記の動画後半でAirpods Pro vs Earpodsのマイクの通話音質の比較がありますが、Earpods普通に良いやんけ……。


ワイヤレスだと通話音質にやはり限界があるのと、あと物理的にぶっさしてる限り絶対にペアリング外れることはない&バッテリ消費の概念がないシンプルさは良いです。

ということでしばらくは日常生活&騒がしい環境での通話はAnkerのワイヤレスイヤフォンで、静かな家でのビデオ会議は普通のApple純正の有線イヤフォンで行う運用になりそうです。

音響機器の世界は奥が深そうです。今度はマイクとかに凝り始める可能性もありますが、とりあえず今日はこのへんで……。


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