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拝啓、ぼくの文章を「読みたい」と言ってくれたあなたへ

拝啓、ぼくの文章を「読みたい」と言ってくれたあなたへ。


あなたは、ぼくの文章を読みたいと言ってくれた、あの日のことを覚えていますか? あなたが覚えていなくても、ぼくははっきりと覚えています。

「文章、読みたいです」

「また書いて送りますね」

せっかく言ってくれたのに、そっけない返事をしてごめんなさい。恥ずかしがり屋です。おもてには出ていなかったかもしれませんが、心底嬉しかったです。


ぼくはあなたの言葉に何度も救われています。

こうして文章を書いているのも、あなたの言葉があったからです。書いても誰にも読まれない。そんな風にネガティブな気持ちになるとき、「読みたい」と言ってくれたあなたの言葉に支えてもらっています。読んでくれる人がいる。そう思えるから書き続けられています。

正直、自分の文章には自信がありませんでした。プロのライターとして働いているのに、まったく自信がありませんでした。誰かに批判されたり、貶されたりしたわけではありません。ただ漠然と自分の書く文章は良いものではないと自分自身で思い込んでいました。

いま思えば、それでは良い文章など書けるわけがありません。自分が書くものに自信を持たなければ、読者に喜んでもらえるものが書けるわけがありません。自分勝手な思い込みで、読者に対して失礼な態度で発信をしていました。


それなのに、「読みたい」とあなたは言ってくれたのです。

あなたは何気なく言ったかもしれません。でもその一言にぼくは希望や勇気をもらったのです。あなたになら届くかもしれないと思える希望です。自分の考えを、自分の気持ちを、自分の想いを発信するための勇気です。あなたの言葉によってぼくは希望や勇気を持つことができました。自分の文章に少し自信が持てるようになりました。


ライターとしてぼくもそうありたいと思うのです。あなたのようにありたいと思うのです。人を救えるような、人を支えることができるような、人に希望や勇気を持ってもらえるような、人に自信を持ってもらえるような、そんな言葉を発信できるようにありたい。こう思えたのもあなたのおかげなのです。


いつもありがとうございます。

ぼくは書き続けようと思います。毎日書くとか意気込んだことは言えませんが、あなたに読みたいと思い続けてもらえるように。

ぼくはずっと書き続けたいと思います。

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