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本物の格差社会ってやつを教えてやんよ!

ご存じの方も多いと思いますが、スウェーデンにはサンボという制度があります。
サンボとは簡単に言ってしまうと、社会的に事実婚が認められており、婚姻関係を結ばなくともパートナーとの関係は法で守られていることです。もちろん性別は関係ありません。
それはパートナーが外国人の場合にも通用し、サンボビザでこちらに移住してくる人は昨今ではそう珍しくもありません。
私の知る限り、この点でのスウェーデンへの移住は諸外国に比べると圧倒的にハードルが低いと思います。(当然きちんとした審査はありますが)
とりわけ日本人も(割合では女性が多いです)、多くの方々がこの制度を利用してやってきています。
なのでストックホルムで在住日本人に遭遇するのも日常茶飯事です。

が、しかし

やはり現実的に考えると、海外移住にはそこそこのお金が必要であり、誰もが簡単にできるものとは思えません。
特に男女平等が進む先進国では、移住先の相手の経済力に100%頼ろうとすることが理解されない場合もあります。
なのでスウェーデンにやってきた多くの移住者は、高い語学力ないし特筆したスキルが無い限り、公共の語学学校に通い、職に就けるレベルのスウェーデン語を早く身に着けようとします。
それでも、学校に行っている間は働けない人も多いので、その場合には自身の貯蓄または母国からの支援も必要となります。

つまり、なにが言いたいのかいうと

サンボでこちらにやってきた日本人は、長い間社会人として働いた時の貯蓄がある方か、そもそも実家が裕福な方が多いのです。

なので、アルバイト以外の社会経験もなければ、海外で通用するスキルも資格もなし。経済的には貯金も実家からの支援も殆ど無く、100%パートナー頼み。しかも特段北欧に興味も縁もなかった私の様な人間は圧倒的に場違いなのです。

ちなみに五島列島生まれの私が定める裕福の基準を張っておきます。

お金持ちの基準表

おそらく海外移住されているのほとんどの方は、この基準表の上位に当てはまっているでしょう。

そして、きっとみなさん(と言うよりほとんどの日本人は)、毎朝野生動物に怯えながら薄暗い山道を1人で歩いて登校したり、山の断崖に住む野人化したおじいさんや、いつも遊んでいた川に血抜き中のイノシシの死骸が並んでいる光景など見たことないでしょう。おばあちゃんが蜂蜜を取ろうとスズメバチの巣を持って帰ろうとしたり、実はマムシに嚙まれていたのに蛙の仕業だと思って普通に寝てしまったなんて経験もないでしょう。

とにかく私は日本で生き抜くのに必死だったので、外国との経験がほとんど無いままこちらへ移住してきました。
こちらで出会う日本人の同世代の方は、帰国子女や10代の頃から留学経験のある方ばかりで、大なり小なり幼い頃から外国と触れ合う機会が多かった方たちばかりです。(※あくまで私の周りのお話ですが。)みんなF■■ebookが華やかでキラッキラしとるんですよ(涙)

千代田区


ここでもやはり島から関西の大学に入学した時のような田舎者の劣等感はありますし、何より日本に頼れる親戚も無く、帰国した時ものんびり滞在できる義理実家が都心にないこと、それどころか私の実家に行くために貴重な滞在時間を移動だけで失わせてしまい、チャリ氏には本当に申し訳なく思っています。
しかし、日本人として何もメリットの無いこんな私を嫁にしてしまった彼はなんとももの好きというか変わり者というか…。
まぁ、結局 愛 なんでしょうね。

は?( ^ω^)


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