北部イギリスの旅(24)〜ゆっくりマンチェスター歩き
(このイギリス・アイルランド旅行記は以下に全部リンクがあります。よかったら。)
旅することでもnoteに記録するのでも、いい加減息切れ気味。という11日目。息子が交換留学(というのか?通っている学校のプログラムです)で滞在しているマンチェスターにやってきました。
「金曜日は授業が午後1時におわる」と聞いていました。私達が滞在しているのが学校の構内といってもいいところにあるホテルなので「じゃぁ授業終わったらホテル集合」と話してその時点でいくつかの1日の予定が立ちました。
午前中に大学にあるミュージアムをみて、昼過ぎに息子と合流したら旧市街の観光(多分息子はどこも見てないはず)して、はやい夕飯を3人で食べてそれぞれ帰ればいいか、と。
前日ホテルに向かうタクシーのなかで「アラン・チューリング」ビルを夫が見つけたのです。そう、映画「イミテーション・ゲーム」で描かれたあの天才数学者・アラン・チューリングの名前を冠したビル。
映画を見ていない人は、こちらのWikiが彼の人生に詳しいのでどうぞ。(というか詳しすぎるかも 笑)簡単にいえば、第二次世界大戦時ドイツの暗号を解くため初めてのAIを作った人で、そういう意味では原爆よりも実践的に大戦を終わらせた人、とも言えるかもしれない。
素晴らしい展示なのですが、だんだん見ているうちに複雑な気分になりました。これらは研究していた先生(分かりやすく言えばインディ・ジョーンズですね)が「持ち帰った」もの、結果的に盗掘と変わらないじゃないか、という気持ちがどんどん出てきました。エジプトのミイラやその他のものに限らず、他の国からもってきた(当時は植民地だったのでイギリス領だという考えだったのでしょうが)ものが一部では並んでいて、見ていてちょっと苦しくなってしまいました。
でももちろん、単に個人的な印象です。過去にそういう政策がとられていた国だということは知っているし、過去のことはもうなんとも言えないけれど。それに「ただ盗掘されて失われるよりちゃんと価値を確認し保存する」という見方だって出来ます。でも個人的にはいつかこれらが元の場所の政府とか美術館に戻されることを願っています。
この博物館はつまり、いろんな教授たちがそれぞれの研究分野で集めたりしたものを展示しています。そういう意味ではどのエリアも興味深い掘り下げ方がしてあり、ちょっとやそっとの時間では見切れません。
さて、午後1時に授業が終わると息子がいっていたので昼過ぎに部屋にもどってちょっと休んでいたら、「これから寮に戻って洗濯と買い物を済ませてから行く」という息子からのテキストが・・・・ねぇ、親が海越えてきてるのは勝手にやってることで俺には関係ない、くらいの気分よね、君は・・・💢
まぁ言っても仕方ないので、オットと旧市街の観光にいくか、と話しタクシー移動しました。
たしか地球の歩き方に紹介されてたんだと思う・・・・笑(もう自力で調べるのに疲れた私ww)
まぁ歩いたと言っても1日で4マイルくらい?
夜は部屋でイミテーション・ゲームを見ました。なんていうか、こういう天才の人って・・・生き辛いだろうねぇ。
12日目はイギリス最終日になります。
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