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ポルトの新・旧建築たちと、ストリートアート〜ポルトガル家族旅(23)

EV(電気自動車)好きの間では話題になる(まだ海外に出てる数、少ないからね)BYDに乗ってやってきたのはこちら。

カーザ・ダ・ムジカにやってきました。
建物の外側は不思議な色のスレート(石版)が敷かれています。
見上げると方向感覚失って目が回りそう・・・
外を見てもスターウォーズか・・・と思ったけど、中も何気に。(これ、真っ正面から階段を見たところです)
チケット売り場の前の壁にはクッションみたいなアクセントが。
コンサートを待ったり誰かと待ち合わせするロビーの椅子も、いろいろ考えられててすてき。
さすがに寝転がるひとはいないでしょうから、何人かで座る場所とか、ラップトップや鞄を置く?ばしょとか。
階段が美しい弧を描いてて、来た人はこれから聴きに行くコンサートに期待が膨らみそう。
この上まで登ろうとしてウチのオットが係員さんにやんわり止められてましたwww
カーザ・ダ・ムジカを見た後は歩いて町の中に戻っていきます。ここは「半島戦争の英雄と死者の記念碑」と呼ばれるモニュメントを中心とした公園。
半島戦争、つまりナポレオン戦争のひとつです。記念碑が頂上に頂くのはこの戦いを援助したイギリス国章のシンボル、同時にポルトガル(ポルト人)の勝利を表すライオン。組み敷かれているのはナポレオンオ皇帝の象徴の鷲だということ。
坂道の先にはさっきの公園が。あの公園から放射状に道が延びているのです。
ポルトの家々のタイル、ちょっとだけリスボンのそれと違う気もする・・・(あとでタイルにもいろんな歴史があることを、博物館で見ることになります)
雨は止んだのでラッキーです(私は基本、雨女)
このつるん、としたタイルに窓や壁面の飾り、アールデコ、の一部なんでしょうか(美術の歴史に疎くて・・・勝手なこと言ってたらゴメンナサイ)。「そういう時代」の先端なんでしょうね。
ここでも石畳に職人魂を感じる。
日本人は、日本語と猫に目ざとい・・・
パン屋さんの前に可愛いウマ?ロバ?の人形。
分からんけど妙にかわいいぞ
壁画、2013年よりポルト市は正式にアートとして受け入れる事を決めて市からの援助も出るようになったのだそうです。これはその最初の壁画のドン・キホーテ。
ポルト市内を歩くなら、この市の後押しのある素晴らしい壁画(ストリートアート)を見て歩くのも面白いと思います。私も知ってたら、うさぎの絵とか見てみたかった・・・・
細かな文様のはいったタイルも圧巻だけれど、このシンプルで美しいタイルもすごい。
でも街中にこんなのを見ると、やっぱりすごいなって思う。
いろんな形の「美しさ」がありますよね。
造花をふんだんに使って、この通りでもひときわ目を惹くお店。
遠くに教会、タイルで個性を強調する建物、石畳。なんとなく、とてもポルトガルっぽいなぁと思った道。
この複雑に入り組んだ?建物よ。区画整理されたものとは違う「味」が確かにあります。
このカラフルな壁画もすてき。
通りのワインバーにはテイスティングのフライト見本が。
リベルダーデ(平和)広場のあたりに出てきました。地下鉄工事のためあれこれ見えにくくなっていますが、建築物はさすがとしかいいようがない。
サント・アントーニオ・ドス・コングレガードス教会. 写りがわるいですが正面(右側を向いている部分)にあるアズレージョが美しいです。
ナショナル・ビル。マルケス・ダ・シルヴァによるオリジナルの建築設計で1925年に建てられたこの建物は、アリアドス大通りで最も象徴的な建物のひとつとされているんだそう。
で、来たかったのはここ、「マクドナルド」?!
世界で一番美しいマクドナルドの店、として有名なんだとか
歴史的建造物を使って、内装は大きく変えることなく・・・なのでしょう。
ステンドグラスもすごい。
壁面にはこんな装飾画も。
ポルトガル銀行のビル、らしい。すごいなー(銀行の力かね・・・)。
さて、工事中のサン・ベント駅も過ぎたあたりで、坂道になった小径の上の方に人が・・・なんだろう、って行ってみたらマーケットが開かれていました。
マーケットが開かれているちいさな広場の周り、小綺麗な建物がたくさん。でも構造なんかをみると古いのだろうか・・・タイルのおかげできれいに見えているのかも。
フリーマーケットみたいなものでしょうか。結構お客さんがいっぱい。
それにしてもこの町のカラフルさはアートだな。
店先のこんなのも、アートっていえばアート。可愛い。
ちょっと店の中を覗きたくなる・・・
歴史在りそうな薬局!とおもったら「1804年」って書かれてますね。すごいな。1804年って日本は江戸時代で海外から開国を迫られ始めた頃(この年はロシアがやってきたらしい)、ポルトガルは半島戦争直前で、ポルトの街がどんどん都市計画に沿って再構築されていった頃ですね。

このあと時間が合えば電車に乗る前にボルサ宮殿の中を観に行きたいねと(ガイドツアーだけ+言語で時間が決まってる+結構予約ががっちり入ってる)言っていたので、そちらに向かいます。




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