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ポルトガル発祥の地で、いろんな色に囲まれる〜ポルトガル家族旅(21)

この日は予約をいれた本屋さん、そしてもうひとつの予約が夕方のレストラン、ということで、それらに合わせてちょっと同じ様なところをぐるぐる回っています。

さて、対岸から舟で戻ってきたのでまた少し歩きますよ〜

川沿いの家々は目立つからか、きれいにメンテナンスされてます。
泊まってたホテルの下には、昔の水路あと。
すっごい街中なんだけど、洗濯物は干すんだね 笑
可愛いお土産屋さん。あとで覗こうって言って、結局覗くヒマなかった・・・
路地沿いのアパートメント、小綺麗でカラフル。(ホテルなのかな?)
あのマクドナルドの入っている建物も確か歴史建造物。すぐ後ろにCasa do Infanteエンリケ航海王子の生家・子供時代を過ごした家(城?)があります。 (翌日行くことにしました)
サンフランシスコ教会を見てみましょう。
学校からの遠足?の子供達がいっぱいいました。
教会の前はこんな感じ。トラムも走ってます。
サンフランシスコ教会のメインビルディング。
教会内部は一切の撮影禁止。でも入場チケットを買うと素晴らしい3Dバーチャルツアーサイトへのアクセスができます。
そして確かに、一見の価値ある黄金の教会。これはブラジルで金がとれたために(これでポルトガル経済は一時かなり復活しました)、ポルトガルでゴシック調建築とともにこういった金箔を使った建築がとても増えた時期があるという、その実物のひとつ。
気になる壁画!調べたらSAM3というスペインのストリートアーティストの作品なんだそう。
ポルトの街の真ん中に感じる生活の息遣い。
ただの街の真ん中の路地かと思いきや、大きなシーツが干してある・・・なんというか、人がいるんだねぇ、ってなる。
左側はCasa do Infante、エンリケ王子の育ったお城の遺構。思ったより見応えのある博物館でした。
この壁もたしかCasa do Infanteの一部だったはず・・・
ポルトの街のカラフルさは、至る所で見られます。
猫がそこそこ見られる街だけど、カモメたちももちろん出張ってきます。
お土産屋さん。いろんなタイルや焼き物があって面白い。
いかにもポルトガル!っていうシリーズ。
街を歩いていると・・・あれ?あの小路の壁・・・
巨大な猫の壁画!市がストリートアートにサポートをだしてくれるとのことで、「壁画ツアー」なんてのもあるらしいです。
サン・ベント駅とホテルの間で、いつも気になっていたこの巨大な建造物・・・説明もなにもないので写真だけ撮っていたのですが、調べたら正式名称は「モウジーニョ・ダ・シルベイラの噴水」というらしい。

話はちょっと逸れますが、このモウジーニョ・ダ・シルベイラという人は1808年に勃発した半島戦争(王室と側近兵がリオデジャネイロに逃げ「遷都」・・・ひいてはこれがブラジル国家建設の始まりと言われる)〜ポルトガルの自由主義的な改革が進んだ時期に有能な法律家・立法家・政治家として活躍したひとのよう。リンク(Wikipediaのシルベイラの項)にもありますが、もともと裕福なCastelo de Vide(ポルトガル中〜南部、スペイン国境に近いアレンテージョエリアの豊かで美しい街)の後継者。
ポルトは当時の難しい時代に彼を市政の一翼として迎えた歴史があるようで、恐らくそこでの活躍から(詳しいことは調べきれませんでした)1874年頃につくられた巨大な水道橋に彼の名前を残そうとしたのだと思われます。(1875年に噴水が出来たよう)

1924年、このアーチの内側に商業用の2件の家屋が建設され一度噴水はなくなったそうですが(別のところに噴水を作った、とあります)この家屋は1966年に取り壊され噴水が再建された、と記録されています。

昔はこのように実際噴水としてつかわれていたよう。なぜ今水が止まっているのかは、分かりませんでした。

ストリートアートの一環、なのか???

さて、ポルトでアート、といえばぱっと思い浮かぶものに「アズレージョ」という、青い模様の入ったタイルでつくられた絵画(?)がありますが・・・

16世紀半ばからポルトガルの学芸は国家と教会の監視によって衰退し、また連合王国の成立に伴う宮廷の消滅もあって、ポルトガルの文化の発展は停滞していた[90]。こうした状況下でブラジルから流入した金は建築の分野に華美なバロック様式をもたらし、金泥木彫(ターリャ・ドラーダ)と絵タイル(アズレージョ)によって飾られた 建築物が現れた[90]

Wikipedia「ポルトガルの歴史」より抜粋

なるほど・・・ここにきて(ポルトガル旅行から半年・・・)やっと、ポルトガルらしさを感じる「アズレージョ」の始まりを知りました。

ということでこちらもアズレージョが美しいサント・イルデフォンソ教会。
お店と観光客がいっぱいな、サンタ・カタリーナ通りを歩くと
サンタ・カタリーナ通りの辻には、こちらも外壁のアズレージョが目を引くアルマス聖堂
時々工事で石畳が外されている場所があって、その石畳を作っている石?ブロック?が積まれているんですが、こんな立方体に近い形をしてるんですよね・・・・
さて、無料(笑)アズレージョ見学ができるしその美しさで有名なサン・ベント駅です。修道院跡地に建てられたのだそう。
ジョアン一世のポルト入城とかアフリカのセウタ攻略を描いたものなど、いろいろ歴史的なことが描かれています。
駅の時計って、なんかすてき。
カラフルなタイル、カラフルな絵に見事な天井・壁彫刻。文字はドゥロ(川とか地域名のドゥロ)と書かれています。
いつも電車駅としても混んでいるサン・ベント駅。翌々日私達も電車を使うのですが、駅前が大がかりな工事中のためタクシーでのアクセスがちょっと・・・。ということで、翌々日帰るときは直接次の駅に向かうことにしました。
ポルトの街の壁タイルはリスボンより色がはっきりしている気がする。
カイス・ダ・リベイラエリアにはレストランがたくさん。日本人の私達的には惹かれる名前とイワシの飾り・・・
でもちょっと奥は地元住民の生活の場なんです。
おおーヤモリかな。
今晩はホテル近くのこちらで食べるつもりで予約いれてました。本当は昨日来たかったのだけど、ほら、ボリャン市場でエキサイトしちゃってあれこれ飲んで食べてたものだから・・・苦笑
窓際の気持ちのいい席を取っていてくれました。隣のテーブルにあるあの「本」は、表紙をあけると箱になっていてカトラリーが入ってます。
2階席。光も風も入るし、すぐ隣は賑やかなエリアなのに小径を入ったのと高さがあるのとで、喧噪もそこまで気になりません。
なんのカクテルだったか忘れたけれど美味しかった。
イカスミ入りのパスタとか
魚のソテー・グリル野菜つきとか
コーンスープだったような・・・(記憶からもう消えてる)
こちらはいろいろ包んでチーズと一緒にやいたパンだね。
デザートのこれはババロアみたいなものだったかしら。
4€しないヴェルデ・ワイン。この地方で有名なだけあり、めちゃうま。
雨が上がって窓からの夜景がさらに輝いている気がします。


翌日の、つづきは↓



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